...絶えず曳網から雄大な景色――水ぎわから頂上まで欝蒼たる樹木に被われた高い丘にかこまれた長い入江...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...丸で雄大なおほパノラマの樣な幻影だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...どうだこの朝日のかがやいた雄大な景観は...
海野十三 「恐竜島」
...雄大なる希望を以て世界万物のあらゆる善を取るというので...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...その根本として雄大なる理想がなくてはならぬ...
大隈重信 「早稲田大学の教旨」
...天氣は確かに晴れであるらしく東の方が倍々明るくなつて東北の方の山脈が霧の奧から雄大なる姿をすこしづゝ露はしてきた...
近松秋江 「湖光島影」
...その矛盾の雄大な描写は...
戸坂潤 「読書法」
...私の目にはいまだ一ツとして寺観の屋根を仰ぐが如き雄大なる美感を起させたものはない...
永井荷風 「日和下駄」
...まことに規模雄大な話である...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...なか/\に雄大な姿です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これだけの雄大な山林を...
林芙美子 「浮雲」
...湖を前にした雄大な景色は...
林芙美子 「浮雲」
...そういう雄大な計画があったのだということを...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...雄大な古アシカ岬(みさき)で驚くべき発見をしたことを知るものもいなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...はるか左側に雄大な奥羽山脈をひかえ...
宮本百合子 「青田は果なし」
...宏壮雄大なヴィラ「太陽荘」を築かせた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...五古来の偉人には雄大な根の営みがあった...
和辻哲郎 「樹の根」
...バイロンは「シーヨンの囚人」に七人の雄大なる兄弟を画いた...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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