...丸で雄大なおほパノラマの樣な幻影だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...雄大なる詩想の群を挺(ぬき)んずるを認められたのは『風流仏』であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...どうだこの朝日のかがやいた雄大な景観は...
海野十三 「恐竜島」
...ハッとするほど雄大な...
江戸川乱歩 「断崖」
...その南岸の雄大な塔は...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...室戸岬の荒涼で雄大な風景を眺めたり...
寺田寅彦 「初旅」
...その雄大なる中原の形勢と...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は広間の真中に立ってこの雄大な画(え)を描いた昔の日本人を尊敬する事を...
夏目漱石 「行人」
...「巌窟王」の雄大な構想や...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...湖を前にした雄大な景色は...
林芙美子 「浮雲」
...西はトランスヒマラヤの雄大な山脈をめぐらし...
久生十蘭 「新西遊記」
...薄暗い空に北海道の南端から本州の北端まで届くほどの雄大な虹が七色の弧をかいて海峡の上を跨いでいた...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...市(まち)の誇りとある雄大な武徳殿を見物させ...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...地形の雄大なる陸地に...
柳田国男 「海上の道」
...その結構の雄大なること...
吉川英治 「新書太閤記」
...この雄大な光の前に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...力強い雄大な肢体である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...雄大な芸術の前にもなお自らを主張し得べき価値をこの芸術に与える...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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