...山の景色の雄大なパノラマが展開した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...維新の国家事業が神武天皇の雄大なる帝国の基(もとい)を御開きになったその時代に復するというその時に当っては...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...雄大な、心から喜んでできる仕事――すなわち諸君のもっとも高尚でもっとも生気のある性質を奮起させるような、いいかえれば、諸君の行動と良心とが完全に一致する仕事――それはどんな仕事なのか...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...志村氏と燧岳に登って平ヶ岳の雄大なるに見惚(みほ)れた...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...江戸時代の築城の規模がそのまま壮麗なビル街を前景の裡(うち)に抱え込んでいる雄大な眺め...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この山系とは独立して右のかたはるかにそびえている雄大な山塊は八が岳であろう...
寺田寅彦 「軽井沢」
...静かでありながら如何にも雄大な推移である...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...頂に雪が白く光ってる雄大な連峰を見上げただけで...
豊島与志雄 「道連」
...私はふと限りもない空の下(した)雄大なる平原の面に唯だ一人永遠の夜明けを待ちつつ野宿しているような気がして...
永井荷風 「監獄署の裏」
...少々滑稽なくらい雄大な計画を立てた...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...奴隷の頭脳に雄大な理想の宿りようがない...
夏目漱石 「野分」
...サクソン人種の雄大なる所以の主質なりと説明せることも...
新渡戸稲造 「我が教育の欠陥」
...ロダンの彫刻――それらは高貴な雄大なものであり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...これだけの雄大な山林を...
林芙美子 「浮雲」
...雄大な真夏のスロープの彼方に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とにかくこの雄大な一章の中にはモンテーニュの哲学...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)ハンニバルやアフリカに対する雄大な企てで頭を一杯にしながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一望雄大な戦場たるにふさわしかった...
吉川英治 「三国志」
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