...麻いろの頭髪が青い運動着によく似合つた雄大な芬蘭(フィンランド)のマルテリン...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...維新の国家事業が神武天皇の雄大なる帝国の基(もとい)を御開きになったその時代に復するというその時に当っては...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...雄大な、心から喜んでできる仕事――すなわち諸君のもっとも高尚でもっとも生気のある性質を奮起させるような、いいかえれば、諸君の行動と良心とが完全に一致する仕事――それはどんな仕事なのか...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...今こうやって雄大な写真を眺めながら凝乎(じっ)とカ氏の説明に耳を傾けていると...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...その雄大なる中原の形勢と...
中里介山 「大菩薩峠」
...少々滑稽なくらい雄大な計画を立てた...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...サクソン人種の雄大なる所以の主質なりと説明せることも...
新渡戸稲造 「我が教育の欠陥」
...音楽(おんがく)がこれほど雄大な形式を持ったことはかつてなく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...この京都に似てさらに雄大なる盆天地こそ明治日本の王城の地たるべきものと宣言したのは...
服部之総 「望郷」
...もっと雄大なので...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...そういう雄大な計画があったのだということを...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...広いモザイクの平面を前に控えた雄大な外廊に面して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...そして一般にキリスト教の歴史哲學の最も雄大な體系を敍述した『神の國』の中で...
三木清 「歴史哲學」
...その雄大な仕事を見るにつけ...
柳宗悦 「思い出す職人」
...近頃また再興しましたが雄大な作品であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...さしも広汎(こうはん)な天地に雄大な構想を展じ...
吉川英治 「新書太閤記」
...中華の雄大な古典など特にそうだとおもう...
吉川英治 「随筆 新平家」
...この雄大な建築と...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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