...罵詈(ばり)の語としては簡潔雄勁(ゆうけい)にして...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...雄勁蒼莽(ゆうけいそうもう)...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...簡便と雄勁と美とのうちに企画されるだろう...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...また山水画は『銀世界』及び『狂月望(きょうげつぼう)』等の絵本において石燕風(せきえんふう)の雄勁(ゆうけい)なる筆法を示したり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...雄勁(ゆうけい)で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...こわばったところのない暖く雄勁な筆致で...
宮本百合子 「あられ笹」
...個人の才能を理解したループ祖父さんの雄勁な気魄は...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...実質には雄勁なものが一貫している作品ですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...テーマが雄勁であり得ているからこそ抒情詩としての流露も豊饒...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...古い美味な葡萄酒のように花の姿はかっちりと充実し、舌の上に転ばす味の変化をふくみ、雄勁です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その体重の百五十封度がそのまま剛毅と雄勁の同じ封度数であつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...雄勁果敢なおもむきに我を忘れて見惚れていた...
横光利一 「旅愁」
...後ろの反対の壁にある干網の雄勁な屏風絵の方を振り返った...
横光利一 「旅愁」
...雄勁(ゆうけい)で...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...清爽と雄勁とを兼ねた古典的な芸術ができあがる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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