...神社の門前には、雄偉な鳥居が立っている...
...ヨセミテ渓谷の岩壁は、雄偉な景観を見せる...
...その建物は、雄偉なスケールで設計されている...
...彼は、雄偉な演説を披露して会場を感動させた...
...この図書館には、雄偉な装飾が施された天井がある...
...しかし、鬼怒の渓流は天下に紹介しても恥ずかしからぬ、壮大な、雄偉な、しかして変化に富める渓谷であると思った...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...此の山は姿の整つた雄偉な趣も具へて居て...
岩本素白 「野の墓」
...単にこの点だけでも『八犬伝』を古往今来の大作として馬琴の雄偉なる大手筆(だいしゅひつ)を推讃せざるを得ない...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...最も奇峭雄偉を極むる大箱崎に出づるなり...
大町桂月 「金華山」
...そして、希臘文化の影響を受けて最も早く貨幣を鋳造し、文字を創造して、体格も雄偉に、容貌は素晴らしく気高くて秀麗であったということが、史家によって伝えられております...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...体格雄偉な大女であったから...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...比良岳はその高標の割に何となく雄偉の感じに富んだ山である...
近松秋江 「湖光島影」
...そこから見ると双子山が一入雄偉な容姿に見え上双子と下双子とが須雲川の深い溪谷にまで長く裾を曳いてゐるのも何となく壯大な感を起さしめる...
近松秋江 「箱根の山々」
...道の右側須雲川の大溪谷に面して長く裾根を曳いてゐる方面が最も雄偉の感じを與へる...
近松秋江 「箱根の山々」
...素盞雄尊(すさのおのみこと)を見る様な六尺ゆたかな堂々(どうどう)雄偉(ゆうい)の骨格(こっかく)と悲壮(ひそう)沈欝(ちんうつ)な其眼光(まなざし)を熟視(じゅくし)した時...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...後ろには山形雄偉なる胆吹山が傲然(ごうぜん)として見張りをしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...雄偉なる胆吹の山容そのものの大観はさして動かないけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹山容の雄偉にして黝黒(ゆうこく)なることは少しも変らず...
中里介山 「大菩薩峠」
...山脚赤城の如く緩かならず自ら雄偉の姿を缺くと雖...
長塚節 「草津行」
...この父君の雄偉な性格は...
長谷川時雨 「九条武子」
...虎はまず猛獣中のもっとも大きな物で毛皮美麗貌形雄偉行動また何となく痒序(おちつい)たところから東洋諸邦殊に支那で獣中の王として尊ばれた...
南方熊楠 「十二支考」
...頗雄偉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...体格が雄偉で、面貌(めんぼう)の柔和な少年で、多く語らずに、始終微笑を帯びて玄機の挙止を凝視していた...
森鴎外 「魚玄機」
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