...而も天上に須佐之男(すさのを)の暴威の雄たけびをやつて見たいほど絶望的だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...やがてイデーの高きより雷霆の神雄たけびつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それは生への進軍の最初の雄たけびなるがゆえに...
中勘助 「母の死」
...レギーなる男が雄たけびをあげて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...勝利の雄たけびを船長があげた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...戦いの雄たけび以外の何物をも耳に入れぬ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...その雄たけびもなくなっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...そして槍を、太刀の柄を、各が持ち構えて、「何かッ、何事かある」と、どなったが、時すでに、潮(うしお)の如く、幕中へなだれ込んで来た織田勢は、ついそこの幕(とばり)の外にも、楠(くす)の後方にも、彼方の広い場所にも、雄たけびして、駈け歩いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...久しい長陣に、雄たけびや、馬のいななきのみ聞いていたせいか、甚だ、快いかぎりでござる...
吉川英治 「新書太閤記」
...各党の党士の雄たけびを聞けばやたらに不安ばかりが増してくる...
吉川英治 「文化の日」
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