...彼はまことに雄々しく...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...雄々しく狂ほしく互に打ち合つて...
有島武郎 「An Incident」
...登山準備ドレゴが再び雄々しく立上ったのは...
海野十三 「地球発狂事件」
...雄々しくもむき出しに見せつけている...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...新生の刹那々々を雄々しく快活に謳ひ過さうとするこの小さな森の喇叭手の明るさと気魄とが...
薄田泣菫 「独楽園」
...とにかく日本KABUKIの「たちばなや」が印度大名(マハラジャ)のごとき国際的意気をもって雄々しくも――フジヤマとサムライとゲイシャの芸術国から――乗り込んで来ているのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...すぐれて目だつ牛王(ぎうわう)の 480雄々しく列を擢んずる姿も斯くや...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...雄々しくトロイアの男女の爲に戰へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼女は幸福な様子を雄々しくも装っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...平素は繊細であるが突如として雄々しくなる声を持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...饑(う)えと悲しみとを覚悟して出て行ったその雄々しくもいたましい心――それはただ...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...そこで雄々しくも自分の夫の敵討願いを出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...雄々しく信一をかばつて...
林芙美子 「幸福の彼方」
...実朝の歌の雄々しく強きが如きは真淵には一首も見あたらず候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...ナチスが侵略して来たとき、雄々しく闘って、世界の民主主義と自分たちの社会を守った青年や少女はやっと生れたばかりであったろう...
宮本百合子 「あとがき(『モスクワ印象記』)」
...雄々しく辛苦を凌ぐ粘りと勇気がもてたのでした...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...雄々しく美しくて鼓舞的な輝きを含んでいるのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは彼女にもっと雄々しくわたしを愛させることができないので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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