...彼はまことに雄々しく...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...雄々しくこの平原の真ん中に突っ立っていたかと思われる...
伊藤野枝 「転機」
...雄々しく気前のよい行為...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...雄々しくトロイアの男女の爲に戰へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...平素は繊細であるが突如として雄々しくなる声を持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その船が見えなくなった後に、自分は敵(かたき)をうたねばならない身だと思って、雄々しくも、腰の刀を揺り上げて立ちました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで雄々しくも自分の夫の敵討願いを出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...げにかれらまことに雄々しく生くるために働きてあれど...
西村陽吉 「夕がたの人々」
...実朝(さねとも)の歌の雄々しく強きがごときは真淵には一首も見あたらず候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...若さから誤謬は犯しながら雄々しく実践でそれを清算する働きぶりなどを歴史的に見た劇を上演している...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...雄々しく自由な少女と云うべきです...
宮本百合子 「美しく豊な生活へ」
...雄々しく見ることの出来ない人々が...
宮本百合子 「「女らしさ」とは」
...雄々しく生きてゆこうとする生活の砦であった...
「今朝の雪」
...愛によってさとく雄々しく...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...すべての声が消えて)(再び「寮歌」)歌(第二番の歌詞)豊かにみのれる石狩の野に雁の音はるばる沈みて行けば羊群声なく牧舎にかえり手箱のいただきたそがれこめぬ雄々しくそびゆるエルムの梢打振る野分に破壊の葉音のさやめく甍に久遠の光おごそかに...
三好十郎 「樹氷」
...山の姿が雄々しく美しかった故に...
柳田國男 「日本の伝説」
...従って挙動も幾分か雄々しくなった...
山田美妙 「武蔵野」
...お心だけは雄々しくても...
吉川英治 「源頼朝」
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