...マキシミリアンはルムフォードの雄々しい姿を見て呼びとめ...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...小鳥さへかくは雄々しいに...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...生きては人の冒険心をそそっていかにも雄々しい頼みがいある男と見え...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...君の雄々しい胸の中にわき上がって来た...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...アポロのように逞(たくま)しい肉体を持って雄々しい容貌であってくれるように...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...むしろ十七世紀の雄々しい清教徒でさえあつたかもしれない...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...極めて雄々しい性格のうちに...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...いかにも雄々しいとともに女々(めめ)しかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...力と健康と雄々しい活動との時代であり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どこかに雄々しいところのある娘でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ある雄々しい本然(ほんぜん)の心が腹の底から声を出すのである...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...その手は雄々しい口髭を撫でてゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...そういう雄々しいやさしさというものは実に不撓(ふとう)の意志とむすびついて居り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雄々しい良人をそんなにもおどかしたラインがあるとは! 世の中のことは分らないもの也! 性根を据えてよくよく体得のこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幹の雄々しい線と云い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼の愛をも雄々しいと判断せられるがよろしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしのきいたどこの方言よりも雄々しい・武張った・言葉である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雄々しい吾児を戦場に見送る母親の気持よりもモットモット切ない思いで胸が一パイになるのであります...
夢野久作 「少女地獄」
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