...マキシミリアンはルムフォードの雄々しい姿を見て呼びとめ...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...生きては人の冒険心をそそっていかにも雄々しい頼みがいある男と見え...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...まことに眉目(みめ)麗しく雄々しい連中で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...塞(ふさ)ぎがちなる肉身(にくしん)から雄々しい聲を噴上(ふきあ)げよ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...五歳! なんという凛々(りり)しく雄々しい風貌であったろう! 歴史画に見る古羅馬貴族のように襞(ひだ)の多い折目の付いた寛闊な麻の外衣(トーガ)を着け...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...慎しみ深い雄々しい会見で...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...清浄によって娼婦(しょうふ)たる貴婦人――忠実なるあまり友人を欺いてる男――貞節なる三角関係――妻に裏切られてる雄々しい夫(この類型は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ミレーの雄々しい写実主義にとってと同じく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...吾等はいま北極を目ざして雄々しい旅にのぼるのだ……...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...どこかに雄々しいところのある娘でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これから立つてゆかなければならないと云ふことは妻の前では雄々しいことではあつたが...
林芙美子 「朝夕」
...雄々しい力強い第一弾...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...冬見た私を、今日同じ私だと思うだろうか?又、雄々しい活力が、今私の心を揺る、サムソンのように、殿堂の柱に、今手をかけたサムソンのように神の命あれば山をも移す 信仰が野に来、自然に戻った私の胸に満つるのだ...
宮本百合子 「五月の空」
...そういう雄々しいやさしさというものは実に不撓(ふとう)の意志とむすびついて居り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幹の雄々しい線と云い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...重吉(これはその雄々しい船頭の本名です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この雄々しい国においてもこれに類する他の諸国においても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雄々しい吾児を戦場に見送る母親の気持よりもモットモット切ない思いで胸が一パイになるのであります...
夢野久作 「少女地獄」
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