...雄々しい、そしてメランコリツクなその角笛の亂吹が、黄昏どきの深い沈默のなかに鳴りひびいてゐる間中、どの少女の心臟も、これまでになかつたくらゐ激しく打ちました...
アポリネエル Guillaume Apollinaire 堀辰雄訳 「青い眼」
...塞(ふさ)ぎがちなる肉身(にくしん)から雄々しい聲を噴上(ふきあ)げよ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...雄々しい家の殿の心もともすれば涙に浸されずにはゐられないのであつた...
田山花袋 「道綱の母」
...自分に課された雄々しい苦悩と闘争との生活を...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...世間的活動の雄々しい習慣をもっていない人々は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...粗暴な雄々しいしかも清教徒的なもので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...雄々しい力は身にあふれ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...雄々しい事業のおこなわれる場面へ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...雄々しい小禽と一房の梢を前景として...
宮本百合子 「餌」
...冬見た私を、今日同じ私だと思うだろうか?又、雄々しい活力が、今私の心を揺る、サムソンのように、殿堂の柱に、今手をかけたサムソンのように神の命あれば山をも移す 信仰が野に来、自然に戻った私の胸に満つるのだ...
宮本百合子 「五月の空」
...雄々しい良人をそんなにもおどかしたラインがあるとは! 世の中のことは分らないもの也! 性根を据えてよくよく体得のこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幹の雄々しい線と云い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...重吉(これはその雄々しい船頭の本名です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この雄々しい国においてもこれに類する他の諸国においても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雄々しい精神的な愛**において...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしのきいたどこの方言よりも雄々しい・武張った・言葉である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...内乱にのぞんで雄々しい働きを示している人々の中にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...十分に力強く雄々しいものとはいい難い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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