...渇きを覚えてゐる強い力――殊に異性の雄々しい圧力――これを提(さ)げてあなたに迫るものがあつたとしたら...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...村の学校で雄々しい演説をした...
田山花袋 「一兵卒」
...平生やさしい上に雄々しいところもある姫のことでございますから...
田山花袋 「道綱の母」
...慎しみ深い雄々しい会見で...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...清浄によって娼婦(しょうふ)たる貴婦人――忠実なるあまり友人を欺いてる男――貞節なる三角関係――妻に裏切られてる雄々しい夫(この類型は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...雄々しい健全な悲観思想を称揚していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべての人々が雄々しい競争をなして努力していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...力と健康と雄々しい活動との時代であり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...屈従と決意と一種の雄々しい銷沈(しょうちん)とを示していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ある雄々しい本然(ほんぜん)の心が腹の底から声を出すのである...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...真情に富んだ雄々しい明日の船出を準備しなければならないのだと思う...
宮本百合子 「新しい船出」
...雄々しい生きてとして若い時代が成長して行かなければならないということは...
宮本百合子 「女の行進」
...冬見た私を、今日同じ私だと思うだろうか?又、雄々しい活力が、今私の心を揺る、サムソンのように、殿堂の柱に、今手をかけたサムソンのように神の命あれば山をも移す 信仰が野に来、自然に戻った私の胸に満つるのだ...
宮本百合子 「五月の空」
...雄々しい互のやさしさだけが男を活かし女を活かすものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雄々しい小騎士が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...息子が無抵抗な百姓や下僕を虐(しいた)げるのを見るとそれを雄々しい心の前兆だと考え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...内乱にのぞんで雄々しい働きを示している人々の中にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雄々しい武者物語りも...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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