...義雄は明けツ放しの押入れから鰹節削りの小刀を取り出し...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄の留守をいいしほにして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄は慣れない蚊屋のなかで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「歸らう!」義雄も帽子をかぶる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「どうせ、もう、今晩切り來ないつもりだらう――」と云ひながら、女がまた立ちかけるのを押さへて、義雄は、「おい、どんな人なんだ、向うのお客は?」女は正直に語つた――山から來た客で、停車場から直ぐ手荷物まで持ち込んであること...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄は雪の屋の出る中學校で演説した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄はそれを徒らに手段と見ず...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それこそ雌雄をさえ見わける事が出来ず...
太宰治 「竹青」
...正雄がついて行ってもいいと思ったが...
徳田秋声 「足迹」
...ために生涯稽古通詞からのぼれなかつたが、「蘭書讀譯免許云々」のとき、西は三十、吉雄は二十二で、ひとり仁太夫のみ五十一であつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...医学の教授では古屋芳雄...
戸坂潤 「思想としての文学」
...英雄としての價値要素は...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...薄暗い空に北海道の南端から本州の北端まで届くほどの雄大な虹が七色の弧をかいて海峡の上を跨いでいた...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...しまいにはなかなか雄弁になり...
火野葦平 「糞尿譚」
...長田秀雄氏の力篇...
牧野信一 「浪曼的月評」
...また右の低雄蕊の花からその低雄蕊の花粉をつけて来た蝶は...
牧野富太郎 「植物知識」
...林房雄氏のレトリックに触れないことは読者にとっては不思議のようである...
宮本百合子 「明日の言葉」
...この雄大な建築と...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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