...「そう云う点のわかっているのは文雄(ふみお)ってあたしの従兄(いとこ)なのよ...
芥川龍之介 「文放古」
...又「安子」と強く云ふと下を向いて前髮を振はしながら聞えない程に「雪雄さん」と云つた...
有島武郎 「半日」
...義雄と相對して腰をおろした...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...恋の犯人真面目で気の弱い一雄は...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...木村義雄は吉原の朝帰りの拾ひものなんだ...
関根金次郎 「本因坊と私」
...じっと時雄の顔を見る...
田山花袋 「蒲団」
...それを正雄も知つてゐた...
徳田秋聲 「老苦」
...興國の雄圖は我等の手に依て斷ぜられたりと思惟すべきは無論なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大小五本の茎から出てる雄壮な葉など...
豊島与志雄 「塩花」
...「全く雄大だ」と碌さんも真面目(まじめ)で答えた...
夏目漱石 「二百十日」
...詩人と雄弁家の比喩的表現を取り出すことができるが...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...伊藤松雄と斎藤豊吉で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トンネルの中を狂奔する列車のやうな雄叫びを挙げて...
牧野信一 「沼辺より」
...静雄の仕事の中で...
柳田国男 「故郷七十年」
...高雄は挫(くじ)けそうになる自分に鞭を当てる気持で...
山本周五郎 「つばくろ」
...只ぼんやり玉雄の顔を見ているばかりでした...
夢野久作 「雪の塔」
...信雄の根拠地をおびやかすには...
吉川英治 「新書太閤記」
...(遠くにある徳川どのや北畠信雄卿へも...
吉川英治 「新書太閤記」
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