...しかし義士の討入りの夜(よ)に両刀を揮(ふる)つて闘つた振り袖姿の小林平八郎は小学時代の僕等には実に英雄そのものだつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...又「安子」と強く云ふと下を向いて前髮を振はしながら聞えない程に「雪雄さん」と云つた...
有島武郎 「半日」
...天鹽の未墾地に關して義雄が照會したその返事が小樽から來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自分の冬のインバネスを義雄に貸した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...トロイア軍に雄たけぶは...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...どうして悲しまずにおられよう! フランス理想主義のみごとなる遺産――聖者や殉教者や英雄などを出した自由にたいする信念...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」と恒雄は眉をあげて云った...
豊島与志雄 「囚われ」
...舞踊の点から雄獅子を勇壮に...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...伊藤松雄のところへ上山を連れて行き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...古代ペルシアの王と諸公(英雄たち)の運命を支配していた封建的な関係...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...小林秀雄、保田与重郎、等の日本ロマンチストたち...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...イタリアは旧知の関口泰君や矢代幸雄君などの案内で...
柳田国男 「故郷七十年」
...雄(おす)の狼は遠くにおりて来(き)たらず...
柳田国男 「遠野物語」
...轟雷雄(とどろきなるお)の隠れ家を叩きに来ようとは思わなかったよ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...最後に比叡山越しに大津に出てみようと定雄は思った...
横光利一 「比叡」
...小林秀雄氏の一文とその人がらを賞めたら...
吉川英治 「折々の記」
...とくに恐ろしがられている梟雄(きょうゆう)だのに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――その十三日は、家康と信雄とが、清洲に落ち会って、重大な密議をしていた日でもある...
吉川英治 「新書太閤記」
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