...高天原(たかまがはら)第一の強力(ごうりき)と云われた手力雄命(たぢからおのみこと)でさえ...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...丹濃は稍小室の英雄ぶりに呑まれた氣味で...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...義雄が首ツ玉のところをかきむしられたのを...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄は不斷に倍した活氣があつたし...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」義雄は先づその大泊(おほどまり)から明き屋を買ひ初め...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...明智探偵にふんした村上時雄は...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...どういう訳で羅馬(ローマ)の英雄が馬鹿になったか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...次いで二月五日立春の日に村上辰雄君と宮崎泰二郎君と筆記者建宮君とが來訪し...
土井晩翠 「「晩翠放談」自序」
...雄の男らしく、雌の女らしい様子が、私にはいかにも面白かった...
外村繁 「澪標」
...絵具は雄弁にねむつてゐる一水夫は港を想ふ夜!珊瑚は沈んでゐる夜...
仲村渠 「睡眠」
...いくら由雄さんが厳格だって...
夏目漱石 「明暗」
...その裏に、美妙にひかれるもののある事をさとられまいとして、雄弁だった...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...隣の吉雄幸左衛門(よしおこうざえもん)が見兼ねたものか...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...ベッドに寝たきりになっているはずの五十雄君が...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...(ただし壮大雄渾の句は芭蕉これあれども後世に至りては絶えてなし)ゆえに俳句を学ぶ者消極的美を唯一の美としてこれを尚(とうと)び...
正岡子規 「俳人蕪村」
...これ交会の後雌蝮その雄を噛み殺す故...
南方熊楠 「十二支考」
...雄のささきりは上の方の青い葉と茎の間に...
山本周五郎 「青べか日記」
...まず若い雄猫たちが彼女を囲んで...
山本周五郎 「季節のない街」
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