...古経典(こきょうてん)の片言隻語(へんげんせきご)を以(もっ)て...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...……かかる為態(ていたらく)では経典の片言隻語(へんげんせきご)を捕えて...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...かれこれ復た隻語(せきご)を交へず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一方「探偵小説三十年」の回顧では、あらゆる新聞や雑誌から、乱歩のことにつき言及してある記事は、片言隻語と雖も、怠らずこれを切り抜いて保存してあることを示しているし、まだ驚くべきことがある...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...権威者の片言隻語(へんげんせきご)までも信ずるの弊は云うまでもない事であるが...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...隻語(せきご)を交ゆることを得ず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...片言隻語で察知することができた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おかしな片言隻語が...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...とにかく寸鉄(すんてつ)人を殺すべき片言隻語(へんげんせきご)は...
永井荷風 「妾宅」
...無頓着な方の自分にさへさうだから他の同僚の多くは日々の辭令の外に隻語をも交さなかつた...
長塚節 「教師」
...あれか、これかと思い煩(わずら)った末とうとう、独坐無隻語...
夏目漱石 「草枕」
...片言隻語も漏らさじと...
穂積陳重 「法窓夜話」
...寸言隻語(すんげんせきご)を加へて他の詩文を飜弄(ほんろう)したりすることはむしろ大得意であつたのであるが...
正岡子規 「病牀六尺」
...一見冷淡な利己主義者らしく見える片言隻語を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...隻語をまじふることを得ず...
吉田松陰 「留魂録」
...屡々之を試み講習の功遂に言語を直写して其の片言隻語を誤まらず...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
...速記法を以て圓朝子が演ずる所の説話を其の儘に直写し片言隻語を改修せずして印刷に附せしは即ち此の怪談牡丹灯籠なり...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
...片言隻語を洩さず...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
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