...隻手羅曼(ロマン)主義の頽瀾(たいらん)を支へ...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...こちらへいらっしゃいよ」年増は隻手(かたて)を放してそれで帷を捲(ま)くようにして...
田中貢太郎 「蟇の血」
...壮い女は左枕に隻手(かたて)を持ち添えて惚々(ほれぼれ)するような顔をして眠っていた...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...私はまた何人(だれ)かと思ったよ」孫女は隻手に手籠を持っていた...
田中貢太郎 「地獄の使」
...よく眠るじゃないか」南はそう言い言い隻手(かたて)を女にかけながら...
田中貢太郎 「竇氏」
...「一つあげましょう」洋服の男は隻手(かたて)でそれを遮(さえぎ)るようにした...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...独(ひと)りで淋しくって淋しくって困ってるところでございますから」女は隻手(かたて)をテーブルにかけて縋(すが)るようにしていた体を起して...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...隻手でその胸倉を掴んだ...
田中貢太郎 「餅を喫う」
...立て掛けてあった鉄砲を隻手に持って何時でも撃てるように身がまえをした...
田中貢太郎 「山の怪」
...其頃はまだ隻手(かたて)で櫓柄(ろづか)あげおろす五十男で...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...脚本家として佐藤紅緑氏が大いに成功もし努めもしたけれどもそれとても隻手をもって無限の供給に堪えきれなくなった俳優の人材に不足はないけれども脚本飢饉の為に新派は衰滅の道を取ろうとしていた時であった...
中里介山 「生前身後の事」
...隻手(せきしゅ)を動かす事をあえてせざるものは...
夏目漱石 「虞美人草」
...隻手の無能なるを知るが故(ゆえ)である...
夏目漱石 「虞美人草」
...満腔の精神を隻手(せきしゅ)に集めて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...隻手砕甲おみやと新八が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼の隻手(せきしゅ)の術はすさまじい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...報恩(ほうおん)一隻手(せきしゅ)一顔良の疾駆するところ...
吉川英治 「三国志」
...隻手の声如何(いかん)などと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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