...圜揚(まるあ)げ(圜(まる)トハ鳥ノ肝(きも)ヲ云(いう))の小刀(さすが)を隻手(せきしゅ)に引抜き...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...忽ち隻翼は又聳(そばだ)ち起り...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...巖角なる一隻の雛を顧みるに...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...入港船も出港船も一隻もないことがめずらしくないのである...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...十六隻の単横陣(たんおうじん)を作り...
海野十三 「空襲葬送曲」
...いや一週間に一隻の割で空母をこしらえて行っても...
海野十三 「諜報中継局」
...どこにも一隻の船影さえ見えないのである...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...偶然拉致するをえた数隻のスペイン商船...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...二十隻の川蒸汽隊を組み...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...快走艇と艀を含む四隻の舟艇の乗員を救助し...
久生十蘭 「海難記」
...四隻の端艇が一列に並んで筏を曳きだしたが...
久生十蘭 「海難記」
...入口に近い離礁の岸に三隻のボートが散々に壊されて漂着しているのを発見した...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...報恩(ほうおん)一隻手(せきしゅ)一顔良の疾駆するところ...
吉川英治 「三国志」
...十隻の貨物船団と共に出発したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...ディオゴ・ロペス・デ・セケイラがアルメイダの後援の下に五隻の艦隊を以てここに遠征したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...彼の造った四隻のブリガンティンよりなる艦隊を以て...
和辻哲郎 「鎖国」
...謀叛船三隻の形勢となった...
和辻哲郎 「鎖国」
...かくて七隻の内、とにかくモルッカ諸島に着いたのは、旗艦一隻のみであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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