...「隴西天水(ろうせいてんすい)の人也」といえば済む...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...「は、私は隴西の者で、辛道度と申します、こうして、遊学しておりますが、路用が乏しいものですから、皆様に御厄介になっております、突然あがりまして恐縮します」道度はまぶしいような顔をして立った...
田中貢太郎 「黄金の枕」
...太宗の家は隴西の李氏で三流に位するといふことなりしも...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎(さいえい)...
中島敦 「山月記」
...「如何にも自分は隴西の李徴である」と...
中島敦 「山月記」
...はからずも李陵(りりょう)の故人(とも)・隴西(ろうせい)の任立政(じんりっせい)ら三人であった...
中島敦 「李陵」
...隴西臨(ろうせいりんとう)(甘粛省岷県)の生れである...
吉川英治 「三国志」
...遠く隴西(ろうせい)地方を望んで敗走したが...
吉川英治 「三国志」
...隴西(ろうせい)(甘粛省(かんしゅくしょう))の州郡をたちまち伐(き)り奪って...
吉川英治 「三国志」
...隴西(ろうせい)の州郡は...
吉川英治 「三国志」
...――隴西(ろうせい)の地...
吉川英治 「三国志」
...さきに隴西(ろうせい)に派せられ...
吉川英治 「三国志」
...隴西(ろうせい)の小道を迂回(うかい)した...
吉川英治 「三国志」
...隴西(ろうせい)地方の麦もようやく実ってきた頃だ...
吉川英治 「三国志」
...隴西に出で向う孔明の目的を挫(くじ)いてみせん」彼はこう意図した...
吉川英治 「三国志」
...渭水の陣には張と四万騎をのこしたのみで、その余の大軍すべてを動かし、彼自身、これを率いて、隴西へ向った...
吉川英治 「三国志」
...隴西の道をわれに断たれんことをおそれて手配をいそいだものと思わるる...
吉川英治 「三国志」
...北原(ほくげん)を通って隴西(ろうせい)の道すじへ向え...
吉川英治 「三国志」
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