...既に隴を得たるなり...
大町桂月 「冬の榛名山」
...「私は隴西(ろうせい)の書生で辛道度という者ですが...
田中貢太郎 「黄金の枕」
...金帛(きんはく)車馬(しゃば)を賜うて本国の隴西へ帰らした...
田中貢太郎 「黄金の枕」
...隴西(ろうせい)に李生(りせい)という若い男があった...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...田隴(でんろう)の間塀をめぐらし杏の木茂れる一区斜面の地あり...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎(さいえい)...
中島敦 「山月記」
...はからずも李陵(りりょう)の故人(とも)・隴西(ろうせい)の任立政(じんりっせい)ら三人であった...
中島敦 「李陵」
...天復中隴右の米作大豊年で...
南方熊楠 「十二支考」
...隴西臨(ろうせいりんとう)(甘粛省岷県)の生れである...
吉川英治 「三国志」
...千里を翔(か)けても珠(たま)なき樹には棲(す)まずというわれ困(こう)じて一方を守り英主にあらねば依らじとし自ら隴畝(ろうほ)を耕していささか琴書(きんしょ)に心をなぐさめ詩を詠じて鬱(うつ)を放ち以て天の時を待つ一朝明主に逢うあらば何の遅きことやあらん……玄徳はそっと階をのぼって...
吉川英治 「三国志」
...隴西(ろうせい)の州郡は...
吉川英治 「三国志」
...「隴西(ろうせい)諸郡の敵はことごとく掃討しましたが...
吉川英治 「三国志」
...「隴西(ろうせい)狄道(てきどう)の生れ...
吉川英治 「三国志」
...――隴西(ろうせい)の諸郡からは...
吉川英治 「三国志」
...隴西(ろうせい)地方の麦もようやく実ってきた頃だ...
吉川英治 「三国志」
...「隴上には入れません...
吉川英治 「三国志」
...北原(ほくげん)を通って隴西(ろうせい)の道すじへ向え...
吉川英治 「三国志」
...隴西の方から谷をめぐり山をかけて...
吉川英治 「三国志」
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