...遠く隴頭の雲を踏むの類にあらざるかを疑い...
井上円了 「おばけの正体」
...茫鞋(ぼうあい)踏み遍(あまね)し隴頭(ろうとう)の雲...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「私は隴西(ろうせい)の書生で辛道度という者ですが...
田中貢太郎 「黄金の枕」
...隴西(ろうせい)に李生(りせい)という若い男があった...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...或は西風寄せ來り勢猛く飄々と無邊の麥隴みだす時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...太宗の家は隴西の李氏で三流に位するといふことなりしも...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...北岸の堤に沿うては隴畝(ろうほ)と水田が残っていて...
永井荷風 「放水路」
...明の故宮は愚か滿人の屋敷跡にすら漸々と秀づる麥隴...
原勝郎 「貢院の春」
...隴西(ろうせい)の李白(りはく)...
森鴎外 「魚玄機」
...「隴西(ろうせい)から祁山(きざん)の西を越えて...
吉川英治 「三国志」
...――隴西(ろうせい)の諸郡からは...
吉川英治 「三国志」
...郭淮(かくわい)に隴西(ろうせい)の諸軍を守らせ...
吉川英治 「三国志」
...渭水の陣には張と四万騎をのこしたのみで、その余の大軍すべてを動かし、彼自身、これを率いて、隴西へ向った...
吉川英治 「三国志」
...「ことしは隴上(ろうじょう)のほうが早く熟(う)れているようです...
吉川英治 「三国志」
...隴上(ろうじょう)へ向って行った...
吉川英治 「三国志」
...蜀が彼のおそれる隴西を衝(つ)く態をなすならば...
吉川英治 「三国志」
...千余輛にのぼる敵の木牛流馬が隴西(ろうせい)から莫大な糧米を積んでくるというのである...
吉川英治 「三国志」
...北原(ほくげん)を通って隴西(ろうせい)の道すじへ向え...
吉川英治 「三国志」
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