例文・使い方一覧でみる「隧」の意味
スポンサーリンク...死亡廣告（しばうくわうこく）――私（わたくし）は隧道（トンネル）へはひつた一瞬間（しゆんかん）... 
芥川龍之介 「蜜柑」
...もう安安（やすやす）と隧道（トンネル）を辷（すべ）りぬけて...
芥川龍之介 「蜜柑」
...横須賀線に多い隧道（トンネル）の最初のそれへはいったのである...
芥川龍之介 「蜜柑」
...さて隧道が貫通すると...
石川欣一 「山を思う」
...其の姿が眞の闇暗の隧道の天井を貫くばかり...
泉鏡花 「遺稿」
...隧道（ずいどう）の中で...
泉鏡花 「遺稿」
...バイカル――四十六の隧道（とんねる）...
谷譲次 「踊る地平線」
...最後の隧道を抜けていよ／＼上高地の関門をくゞつたとき一番に自分の眼に映じた美しい見ものは...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...丁度隧道に向つた処であつて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...ついに隧道（トンネル）から出た……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...隧道（すいどう）の角（かど）を曲がると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...カドラン街の彎曲（わんきょく）した隧道（すいどう）が歯のような三つの行き止まりを持って控えている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その響きは隧道（すいどう）の中に反響また反響となって伝わり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幾十個の隧道を出入して鹽山附近の高原を行くに心境頓に豁然たるを覺ゆ甲斐の國は青田の吉國（よくに）桑の國唐黍（もろこしきび）の穗につゞく國古屋氏のもとにやどる矚目二首梅の木の落葉の庭ゆ垣越しに巨摩（こま）の群嶺に雲騷ぐ見ゆこゝにして柿の梢にたゝなはる群山こめて秋の雲立つ九月一日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...山が気に喰わんと云って隧道（トンネル）を堀る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...熔岩隧道の中へうまく潜り込むと...
久生十蘭 「地底獣国」
...長々と続いていた熔岩隧道が...
久生十蘭 「地底獣国」
...隧道（ずいどう）は充分換気され...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
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