...隣りへは早や藝者も二三名這入つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「芝の慈惠病院の隣りの東京病院へ直ぐ來て下さいとおツしやつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...玄関の隣りは、子供の部屋になっていた...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...しかしてその隣りのペトログラードという字をレーニングラードに直してあったのを見ると...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...彼の部屋の隣りには一人の婦人が住んでゐた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...互いに隣りの客を牽制(けんせい)し...
太宰治 「禁酒の心」
...隣りにすわって居る仙吉の方を横目で微かに見ると...
谷崎潤一郎 「少年」
...隣りの人とくっつき合って寝たりしていたが...
直木三十五 「南国太平記」
...蜜を含んで針を吹く隣りの合奏も忘れた...
夏目漱石 「一夜」
...隣り近所へ気兼ねしながら...
野村胡堂 「胡堂百話」
...庭は広いし隣(とな)りは遠いしねえ……」「隣りと云えば...
林芙美子 「清貧の書」
...「その隣りが気合術診療所(しんりょうじょ)よ」「ヘエ...
林芙美子 「清貧の書」
...越智氏は間のびのした薄手な顔を隣りへふりむけて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...左隣りには、「六ゾロの源」がいた...
火野葦平 「花と龍」
...どうせあいつも……」私はその隣りにある茂みの方を指さしながら...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...隣りの国からこれを買って来る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...隣り近所とつきあわず...
山本周五郎 「季節のない街」
...隣り座敷と反対のほうにある...
山本周五郎 「五瓣の椿」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??