...糊の附いた襟が指に障るので顫えながら...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...早瀬さんの御身分に障るようなこともござんすまい...
泉鏡花 「婦系図」
...みんなが去つてゆくのが癪に障るほど酔ふた(私は時々...
種田山頭火 「其中日記」
...彼が身近かにやって来たことも気に障るのだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...どう障るか分らないんですから...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...何であんな所をわざわざ探してくれたのか、大学の前には立派な下宿屋が沢山あったのにと、今思ってみると、癪に障る位だが、あの頃は僕は、何でもいわれるままにきいているべきものと思っていた...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...最後にその猫の態度がもっとも癪(しゃく)に障る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...商売にも障るだろうし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少しの事にても病人に氣遣するときは病氣に障るものなり...
福澤諭吉 「養生の心得」
...鼻の頭(さき)で待遇(あしらっ)て折に触れては気に障る事を言うか...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「もしおからだに障るのが御心配なのなら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...さりとて絶食したんでは声に障るといけないというので...
三浦環 「お蝶夫人」
...癪に障る奴等にツバぁ吐きかけながら渡るのが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...鬢や髱(たぼ)の障る襟の所へ...
森鴎外 「雁」
...お膝とお膝が障るように...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「ただあなたのお躯に障ると思って...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「きさまは癪(しゃく)に障る野郎だ」と松田はくいしばった歯のあいだから云った...
山本周五郎 「さぶ」
...このほか……「親仁は癪に障るけど...
夢野久作 「鼻の表現」
便利!手書き漢字入力検索
