例文・使い方一覧でみる「際」の意味
スポンサーリンク...頭の中で想定した敵對力を實際（ヰルクリヒ）に征服することでなければならぬ... 
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...晝休みの際などは...
石川啄木 「雲は天才である」
...仰げば目も眩む程無際限に澄み切つて...
石川啄木 「赤痢」
...ことに海牙（ハーグ）に於ける国際平和会議開会以後は...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...しかるに実際にはこの特定型のものがｍ個あるとする（アソの場合では m = 4 ）...
寺田寅彦 「火山の名について」
...何でも早く實際の役に立て度いといふ主義の...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...それは例えば階級闘争の代りに国際的戦争や対自然の技術的闘争だけを社会主義の必然的な行程だと考えるブハーリンの右翼的偏向の如きものを結果するのである（『マルクス主義の旗の下に』に於けるルーダス等の諸論文を見よ）...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そして実際、私が表現しようと思ったのは、一日をである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「糞坊主、坊主の分際で、隼人に剣を説き――小太郎め、説かれて、恐れ入って、何んたるざまだ」月丸は、憑（つ）かれた人のように、独り言を云いつつ、くるりと、堂の方を、振向いた...
直木三十五 「南国太平記」
...僕といっしょに酒を飲むのは」実際そんなに厭であった津田は...
夏目漱石 「明暗」
...宗助（そうすけ）は其（その）敷居際（しきゐぎは）へ來（き）て留（と）まつた...
夏目漱石 「門」
...大工は東郷さんよりもモウ一際エライぞと云ふことを示さねばならぬ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...実際に事物が原因や結果になるときを我々が知り得る...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論（人性論）」
...が、夕方帰り際に、「羅府の良人から手紙が来て、鳥渡行かなければなりません...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...実際病気の恢復を早めたり後らせたりする精神の力ほど医師のよく知るものはない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...実際近頃のお社の祭りに...
柳田國男 「日本の伝説」
...宇佐美君夫婦の如く書信の交際はあつても...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...御燈明（おとうみょう）の光に斜め下から照らされた香薬師像は実際何とも言えぬほど結構なものである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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