...そのぐるりの隅々にまで隙間なくぎっしりとアドソールを詰め込み...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...三枚の莚へ隙間なく三石とれた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...近付く姫と隙間なく(at all points)物の具つけたゲーレスとを見た...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...すると空は無論隙間なく曇りきつて居ながら...
永井荷風 「花より雨に」
...英国製のジャムは缶一杯に隙間なく詰め込んであるに反し和製品は詰め方荒くして砂糖のアク強し...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...礫(つぶて)は隙間なく飛んだけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...半紙廿枚ばかりへ隙間なく細字(さいじ)で書いたものの...
夏目漱石 「道草」
...全身隙間なく鎧(よろ)いたる一台の植物性大戦車(タンク)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...渡御(とぎょ)の道筋の両側に隙間なく桟敷を結って...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...隙間なく生えた青苔の上を...
久生十蘭 「魔都」
...硝子(ガラス)の破片が隙間なく植えつけてあった...
水上滝太郎 「遺産」
...苔が庭を隙間なくたたみ込んで...
室生犀星 「京洛日記」
...数十の大燈籠を天井に隙間なく懸けている家がある...
森鴎外 「鶏」
...隙間なく鎧を着たフランス武士の装いによく似ているではないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...十数軒の常設小屋が隙間なく立ち並んで...
山本笑月 「明治世相百話」
...両側は隙間なく葭簀(よしず)張りの売店...
山本笑月 「明治世相百話」
...隙間なく砲弾に耕され...
夢野久作 「戦場」
...一門も遁(のが)れる隙間なく囲んで攻めては...
吉川英治 「三国志」
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