...御随意にの預かっしゃってようござるよ...
泉鏡花 「遺稿」
...何卒御随意になさいまし...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...随意に自由にある方がよいと思います...
上村松園 「双語」
...随意に火を用ひ得る様になつた以上は...
丘浅次郎 「人類の将来」
...お前はお前で随意に彫刻をやれ」との事で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...精神がこれをいわば観察するために随意に自己をこれに向け得るというように...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...まだ最初は随意にやりたい者がやったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...三年原稿の製作を口実にして随意に外泊することはもう珍しくはない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...随意に造ることは...
夏目漱石 「三四郎」
...おそらくこれから宣誓の上でわれわれに話していただくこととは違いましょう」「それはご随意に」と...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この上は御随意にお引取り下すってよろしいので...
久生十蘭 「魔都」
...柱で不随意に身体の重心を支えた左手の三本の指の痕がある...
久生十蘭 「魔都」
...官途の心雲を脱却して随意に書を読み...
福沢諭吉 「学校の説」
...ただこれを随意に任してその飽くを待つの外に術(すべ)なしという...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...随意に建設することを得べき空中の楼閣である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...随意に英学を研究しよう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あとは随意に散会してよいと施主(せしゅ)の辞をむすんでいた...
吉川英治 「私本太平記」
...ご随意に」「はなしは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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