...自然力の一部を随意に使役し得る様に成つた度毎に...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...どうか御随意になされますやう」主人はほがらかな気持で答へました...
薄田泣菫 「利休と遠州」
...いつそ歩行不随意になればよいと思ひます...
種田山頭火 「其中日記」
...鑑賞したい人はいくらでも随意に鑑賞すればそれでよいわけであろうと思われる...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...ハウプトマンをして随意に笑ったり泣いたりせしめ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...御随意になすって下さい...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...随意に自由に使用する...
豊島与志雄 「今日の条件」
...身体の随意筋が不随意に収攣して種々多様な運動を起すので...
豊島与志雄 「舞踏病」
...あなたを邪魔にしますよ」「それは御随意に任せるよりほかはありません」「わかりましたか...
中里介山 「大菩薩峠」
...何もこれは自然派作家が自分の意志で随意に重要にした訳ではない...
夏目漱石 「創作家の態度」
...之を随意に作る事は出来ない...
夏目漱石 「それから」
...東京の住所を言いましょうか」「ご随意に」「世田※谷区深沢四十八...
久生十蘭 「肌色の月」
...玄関の戸は錠がおりていないから随意にはいって御覧なさいと言ったのですね...
平林初之輔 「予審調書」
...その読むところの書は人々の随意に任じ...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...神経の刺戟(しげき)が不随意に腸の蠕動(ぜんどう)を起すことがある...
森鴎外 「金貨」
...御随意にお始めあるがよろしかろう...
吉川英治 「上杉謙信」
...ご随意に召さるがいい」と重蔵は気軽く承諾して...
吉川英治 「剣難女難」
...其方(そなた)たちもここを出て随意に休息いたしておるように」と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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