...彼女が入社を決めたと聞いて、私も随喜の気持ちでいっぱいです...
...隣の家族が新しい車を買ったとき、随喜の気持ちで祝福した...
...彼が受賞したとのニュースを聞き、随喜の気持ちになりました...
...彼女が妊娠したと知って、私も随喜の気持ちで赤ちゃんの準備を手伝いました...
...友人の結婚式で、皆が随喜の気持ちで祝福した...
...水上君の小説は必ずしも天下の女性の読者を随喜(ずゐき)せしめるのに足るものではない...
芥川龍之介 「変遷その他」
...僕は江戸趣味に随喜(ずゐき)する者ではない...
芥川龍之介 「本所両国」
...洋画界の長老長原止水(ながはらしすい)の如きは最も早くから椿岳を随喜した一人であった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...昨年縮印された全集がかなりな部数を売ったというは緑雨の随喜者が今でもマダ絶えないものと見える...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...その晩年にあってはかつて随喜したツルゲーネフをも詩人の空想と軽侮し...
内田魯庵 「二葉亭四迷」
...随縁随喜の心境、――あるがままをうたへ...
種田山頭火 「一草庵日記」
...さらにまた懺悔しなければならない私であつた)夕の勧(マヽ)行随喜...
種田山頭火 「旅日記」
...随喜の涙に咽(むせ)ぶ群集の善男善女(ぜんなんぜんにょ)と幾多の僧侶の行列に送られて...
永井荷風 「伝通院」
...そうして愈々(いよいよ)彼が非凡なる一代の名優であることに随喜渇仰した次第である...
中里介山 「生前身後の事」
...この連中はすべて海土蔵に随喜渇仰している連中で...
中里介山 「大菩薩峠」
...万人の眼には随喜の涙がキラキラと光る……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...扮装も背景も無い素舞いを見て随喜の涙をこぼすのがある...
夢野久作 「能とは何か」
...九段の本山の大会に随喜渇仰(かつごう)の涙を以て臨んで...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...あらゆる随喜と満足を表明した...
吉川英治 「三国志」
...随喜渇仰(ずいきかつごう)の有様なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...(――随喜)それだ、随喜の涙である...
吉川英治 「親鸞」
...当時の読者をして魅了し随喜させ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...彼のことばに随喜した...
吉川英治 「茶漬三略」
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