...彼女が入社を決めたと聞いて、私も随喜の気持ちでいっぱいです...
...隣の家族が新しい車を買ったとき、随喜の気持ちで祝福した...
...彼が受賞したとのニュースを聞き、随喜の気持ちになりました...
...彼女が妊娠したと知って、私も随喜の気持ちで赤ちゃんの準備を手伝いました...
...友人の結婚式で、皆が随喜の気持ちで祝福した...
...殊に馬琴随喜者中に知るものが少ないゆえ抄録して以てこの余談を結ぶ...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...随喜の涙とともに否応(いやおう)なしに買い取って行く...
谷譲次 「踊る地平線」
...随縁随喜の心境、――あるがままをうたへ...
種田山頭火 「一草庵日記」
...皆な随喜の涙を流した...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...中にも彼によって考え出された処の最高の知識としての宗教の生れながらの随喜者 homo religiosus は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...夫が末梢神経に随喜するように見えた新感覚派として出発を始めたと云われるのは甚だ尤もであった...
戸坂潤 「思想としての文学」
...博士の文章の処々に現われるような常識的な人間的真理に随喜するに過ぎないのであって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その瞬間の印象によびさまされた感動に随喜の涙を流した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...語り来りて彼は随喜(ずいき)の涙(なんだ)に咽(むせ)び...
福田英子 「妾の半生涯」
...随喜の涙を流して尊重した漢名すなわち中国名が禍をなしてこんな結果を生んだものだと私は確信している...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...全くに私は荊妻と共に驚喜随喜した...
正岡容 「山の手歳事記」
...一部の寄席ファンをして随喜せしめていた...
正岡容 「わが寄席青春録」
...ひごろ「細雪」の世界に随喜して...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...いわゆる訓育的効果に随喜する一派の老人以外...
柳田国男 「雪国の春」
...親代々の耶蘇(やそ)教信心が、この男に到って最高潮に達しました結果、この病院へ収容されますと、煉瓦や屋根瓦の破片に聖像を彫って、同室の患者たちに拝ませたり致しておりましたが、只今は又、彼(か)の女王気取の狂女を、マリヤ様の再来と信じまして、随喜、渇仰(かつごう)の涙を流しているところで御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...単純にみな随喜した...
吉川英治 「新書太閤記」
...随喜(ずいき)のよだれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...(――随喜)それだ、随喜の涙である...
吉川英治 「親鸞」
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