例文・使い方一覧でみる「随」の意味

...このバルーンの浮力はどれ位あるかね？」「標準気圧の元では600瓩（キロ）は充分あります」「600瓩（キロ）と言うと随分な重量だねえ...
大阪圭吉「デパートの絞刑吏」

...随分御苦労なさいましたな... 随分御苦労なさいましたなの読み方
橘外男「陰獣トリステサ」

...それと聞いて何という気随な横着な女だろうと呆（あき）れながら... それと聞いて何という気随な横着な女だろうと呆れながらの読み方
近松秋江「うつり香」

...他方に於てこの随筆的性質の精神的由来をこう説明している... 他方に於てこの随筆的性質の精神的由来をこう説明しているの読み方
戸坂潤「読書法」

...随分厄介な病気らしい... 随分厄介な病気らしいの読み方
豊島与志雄「愉快な話」

...その頃の芝居は随分舞台で猥褻な情態をして... その頃の芝居は随分舞台で猥褻な情態をしての読み方
内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」

...政府の道路工事に使われている者が随分いる... 政府の道路工事に使われている者が随分いるの読み方
中島敦「光と風と夢」

...――そりゃ御随意だが... ――そりゃ御随意だがの読み方
夏目漱石「野分」

...随分切っても切りでがあるだろうが」「風呂は？」「あれも嘘だ... 随分切っても切りでがあるだろうが」「風呂は？」「あれも嘘だの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...それに付随するうるさい問題があって... それに付随するうるさい問題があっての読み方
久生十蘭「あなたも私も」

...伊藤痴遊の「痴遊随筆（それからそれ）」の「書生芝居の回顧」に... 伊藤痴遊の「痴遊随筆」の「書生芝居の回顧」にの読み方
正岡容「大正東京錦絵」

...」「随分いやなやつね... 」「随分いやなやつねの読み方
水野仙子「散歩」

...随分遠い所に来たような感じがする... 随分遠い所に来たような感じがするの読み方
宮城道雄「山の声」

...私はこの一月頃から半年ばかりの間に随分沢山評論風な仕事をしました...
宮本百合子「獄中への手紙」

...『季節の随筆』、本当にそうね... 『季節の随筆』、本当にそうねの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...ことに最近ものし始めた彼の随筆... ことに最近ものし始めた彼の随筆の読み方
村山俊太郎「国分一太郎君の仕事」

...色浅黒く爛々（らんらん）たる眼は七万石の主公随臣を睥睨（へいげい）して垢じみた黒紋服に太骨の鉄扇を右手（めて）に握り... 色浅黒く爛々たる眼は七万石の主公随臣を睥睨して垢じみた黒紋服に太骨の鉄扇を右手に握りの読み方
吉川英治「剣難女難」

...「二重のひがこと」である（随聞記第三）... 「二重のひがこと」であるの読み方
和辻哲郎「日本精神史研究」

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