...部屋の片隅にある骨牌机(かるたづくえ)を囲みながら...
芥川龍之介 「魔術」
...「……これはきょう理学士の大隅青二(おおすみせいじ)先生から聞いた話なんだよ」大隅理学士というのは東京の工業学校の理科の先生で...
海野十三 「地球盗難」
...怪しい閃光大隅学士は...
海野十三 「地球盗難」
...ぶんぶん言って疾進してゆく、自動車の奥隅で、あっ、あっと声を放って泣いていた...
太宰治 「狂言の神」
...長押(なげし)の隅々...
橘外男 「蒲団」
...Kはそのまゝ座敷の隅の方にある硯箱や封筒箱などの置いてある紫檀まがひの机の前に行つて坐つた...
田山録弥 「海をわたる」
...庭の隅(すみ)でオセロを見つけ出して...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...たとへばS文庫のうすくらい片隅の机で...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...小屋の片隅に干し草を積んで...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...溝の蚊の唸(うな)る声は今日(こんにち)に在っても隅田川を東に渡って行けば...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...けしかけるなんぞは隅には置けねえ」しきりに南条なにがしが口頭に上ってくるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...四隅を結びつけました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...同じ町の隅へと潜みぬ...
樋口一葉 「大つごもり」
...もう夕闇が隅々へ行渡って薄暗くなった此の部屋の中に...
二葉亭四迷 「平凡」
...へと/\になつた小さい身体を工場の一隅の...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...切符を買うと部屋の隅へ踞(うずくま)った...
横光利一 「上海」
...暫(しばら)く隅(すみ)に居ん...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...侍女たちは怖れてみな片隅に打ち慄えている...
吉川英治 「三国志」
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