...保吉はやはり尾張町のあるバラックのカフェの隅にこの小事件を思い出した...
芥川龍之介 「少年」
...子供の世界の隅々にまで行き渡つた...
有島武郎 「子供の世界」
...それから車を土間の片隅へ入れ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いずれも大隅君から...
太宰治 「佳日」
...流し場の隅(すみ)でひとりこそこそやっている老人があった...
太宰治 「もの思う葦」
...ひとりずつ順々に隠し芸をして夜を更(ふか)しいよいよ翌朝になってやっとおしまいのひとりが二枚の皿の手品をやって皆の泥酔と熟睡の眼をごまかし或る一隅からのぱちぱちという喝采(かっさい)でもって報いられ...
太宰治 「ロマネスク」
...片隅にふるえている召使たちに...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...片野さんは隅っこの卓子に腰を下した...
豊島与志雄 「潮風」
...押入の片隅を仏壇にしつらえ...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...向うの隅で一人すぱすぱ煙草を吹かしてる者を除いては...
豊島与志雄 「林檎」
...チュガ公を帰してやった茂太郎は、足を洗い、濡れた着物をぬいで、台所の隅へ行き、乾いたのと着替えてから、こっそりと、おまんまを食べてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...三階の一隅(ひとすみ)に新しい砂山ができる...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...人が身をひそめられるような食器棚も隅の角もないのを見て取ると...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...こういう人生の片隅(かたすみ)の寂しさをも...
柳田国男 「木綿以前の事」
...武蔵は例の微笑を浮べて、片隅で見て居る...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...黒川大隅(おおすみ)...
吉川英治 「上杉謙信」
...一隅に置かれてあった十七絃の唐琴(からこと)と小鼓であった...
吉川英治 「上杉謙信」
...播州の一隅から出ない地方城主の家中でも...
吉川英治 「黒田如水」
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