...誰か陽物(やうぶつ)の大小を云々せんや」と言へり...
芥川龍之介 「八宝飯」
...古人も亦田中君の信ずる如く陽物の大小に冷淡ならず...
芥川龍之介 「八宝飯」
...「山陽しばしば画師竹洞(ちくどう)の大陽物をなぶる...
芥川龍之介 「八宝飯」
...竹洞大いに怒り、自ら陽物を書き、『山陽先生、余の陽物を以て大なりと為す...
芥川龍之介 「八宝飯」
...OIKLM等は太陽物質より成る...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...眼と声の腐った不潔な少女達が悪魔よけの陶製の陽物と一しょに売ってる...
谷譲次 「踊る地平線」
...笑ひながら「黒子とは? どこにです?」「陽物に...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...陽物!」と声を出して...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...イブン・サウドは敵弾のために陽物を失い...
豊島与志雄 「文学以前」
...陽物を失って男でなくなったとは嘘である...
豊島与志雄 「文学以前」
...剣橋の太陽物理学観測所で万端の便宜をはかって研究をさせてくれたことが最近あったのである...
中谷宇吉郎 「英国日食班の印象」
...先生はその頃剣橋の太陽物理学研究所長をつとめ...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...ところが虎の陽物翹然(にょっきり)口に近きを見...
南方熊楠 「十二支考」
...頁九七には兎にも熟兎にも雌の吉舌(クリトリス)非常に長く陽物に酷似せるもの少なからず...
南方熊楠 「十二支考」
...『醒睡笑(せいすいしょう)』に、海辺の者山家に聟を持ち、蛸(たこ)と辛螺(にし)と蛤(はまぐり)を贈りしを、山賤(やまがつ)輩何物と知らず村僧に問うと、竜王の陽物、鬼の拳、手頃の礫じゃと教えたとある通り、件(くだん)の牝猴幼くて捕われ蟹を見た事なき故怖れたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...午前午後と言ったって決して馬の陽物と尻の穴を憶い出せぬで判る...
南方熊楠 「十二支考」
...「去年壬辰九月廿三日に頼山陽物故す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...陽物(ようぶつ)だから時しも春更(た)けて...
吉川英治 「三国志」
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