...あと十日もすれば花見の陽気になるのである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...急に快活に陽気になることがある...
豊島与志雄 「白日夢」
...あわや自分たちも一緒になって踊り出しそうな陽気になる...
中里介山 「大菩薩峠」
...陽気になるには、お光を受けなきゃなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...一座が陽気になるのも無理はない...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ陽気になる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「こうすると大変陽気になる...
夏目漱石 「虞美人草」
...その上酒を呑むとますます陽気になる好い癖を持っていた...
夏目漱石 「行人」
...そばにいるとしぜん陽気になるような声を出す...
夏目漱石 「三四郎」
...大抵貧乏な家(うち)でも陽気になるものだ」と御米を覚(さと)した...
夏目漱石 「門」
...だんだん陽気になる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...観客席は今までの凄惨(せいさん)陰鬱な気分から開放されてにわかに陽気になる...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...一しょに遊んでいる仲間までが一層陽気になる位なんだが...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...繁々往来しては時には年寄の三味線などを聴いて陽気になることがあつた...
牧野信一 「裸虫抄」
...酔うと陽気になるいい酒だったが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...朝から陽気になることもある...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??