...険呑な試練 (けんのん な しれん) - "A daunting challenge."...
...「なんて険呑な事をなさるんです...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...』『そんな険呑な機会からは神様が護つて下さるよ坊や! だが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...「険呑です!」そして非常な尊敬をこめて激しく訴へる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...この懸念される容体で寒い露国へ行くのは険呑(けんのん)だから一応は健康診断を受けて見たらと口まで出掛ったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...しかも吾人の想像に絶する巨大なる力を有するものだとか“性情頗(すこぶ)る険呑(けんのん)なるもの”などと相当深い観察までが伝えられている...
海野十三 「地球発狂事件」
...険呑(けんのん)な世の中だ...
薄田泣菫 「茶話」
...そんな険呑(けんのん)な真似も出来なかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...乞食の火が険呑(けんのん)と云うので...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...威海衛砲撃の時だッてあんな険呑(けんのん)な事をやったよ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...町の中には険呑(けんのん)な空気が立罩(たてこ)めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...険呑(けんのん)だと八合目あたりから下を見て覘(ねらい)をつける...
夏目漱石 「琴のそら音」
...こうなりゃ険呑は覚悟(かくご)です」と云ってやった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「貴夫何故(なぜ)その子を抱いて御遣りにならないの」「何だか抱くと険呑(けんのん)だからさ...
夏目漱石 「道草」
...吾輩は険呑(けんのん)になったから少し傍(そば)を離れる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...眼を放して後(うし)ろへ担(かつ)いだ方は険呑(けんのん)だなどと云う事も聞かないようだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...表情がすべてを語っていた……険呑な境涯に落ちこんだ...
久生十蘭 「肌色の月」
...どうも険呑(けんのん)に思われて断行し得なかった...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...そこでコンナ処に居ては険呑(けんのん)だと気が付いたから...
夢野久作 「爆弾太平記」
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