...だれも登ることのできないような険しい山のてっぺんにお移ししてしまったのです...
有島武郎 「かたわ者」
...ちんばを引き引き聖(サン)マルティンの尊像の安置してある険しい山に登ることでした...
有島武郎 「かたわ者」
...井戸はない老人向うに何かが見えないか青年私が見るものは石のあひだに枯葉に半ば埋まつた穴ばかり老人お前はそれほどの尊い賜物が見つけ出されると思ふのかただ舟に帆をひろげるだけの骨折で険しい山を登るだけの骨折で? ああ...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...険しい山を登ろうとも少しも苦しいと感じない...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...お前の生れた家も、母の家も、親類達も、皆そこにある」「幾日ぐらいかかりましょうか」「道程(みちのり)は、ざっと三百八十里、女の足で二月はかかろうか」「まあ、三百八十里?」綱手も、深雪も、安達ヶ原の鬼の話や、胡麻の蠅のことや、悪い雲助のことや、果のない野原、知らぬ道の夜、険しい山などを、いろいろと、心細く、悲しく、想像した...
直木三十五 「南国太平記」
...険しい山や石ころ道を走らせます...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...そこからが険しい山路のハイキングコース...
三好達治 「オルゴール」
...城北へ細く険しい山道を目がけ...
吉川英治 「三国志」
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