...離陸中に風が強くなって揺れた...
...陸中は熟語ではありません...
...祖父は陸中盛岡の人であります...
太宰治 「誰も知らぬ」
...そこは陸中(りくちゅう)の某(ある)海岸であった...
田中貢太郎 「月光の下」
...ところが江戸時代には、この祕密宗教が日本國中に蔓(はび)こり、元祿年間の大彈壓には、江戸だけでその信徒の數四萬と註せられ、陸中の水澤では、山崎杢左衞門外數名の者が殉教したといふことが『大百科辭典』にも載せてあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゴーシ卿は欧州大陸中で妻を探すだろうが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...昔は陸前のみならず陸中の南部にもこの水甕は行き渡った...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...陸前の北と陸中の南とが主な区域のようでありますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...越後(えちご)の高田(たかだ)だとか陸中の花輪(はなわ)だとか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...羽後(うご)や陸中や陸前あたりでは...
柳宗悦 「蓑のこと」
...独り陸中二戸(にのへ)郡の仕事だけである...
柳宗悦 「陸中雑記」
...陸中国胆沢(いさわ)郡衣川村増沢と正しくは呼ぶ...
柳宗悦 「陸中雑記」
...及川君の仕事は陸中和賀郡十二鏑村安俵(今は土沢町)で為された...
柳宗悦 「和紙十年」
...周防佐波(さば)郡柚野(ゆの)村大字柚木(ゆのき)字ホド野羽後仙北郡淀川村大字下淀川字保戸ヶ野長門美禰(みね)郡大田村大字大田字程ヶ原越後中魚沼郡下船渡(しもふなと)村字程平陸中紫波(しわ)郡煙山(けむやま)村大字南矢福字下程島島は必ずしも海上ならずとも...
柳田國男 「地名の研究」
...陸中海岸の高台は...
柳田國男 「地名の研究」
...陸中上閉伊郡(かみへいぐん)附馬牛(つくもうし)村の山中で三十歳前後の一人の女が...
柳田国男 「山の人生」
...陸中の山村では猟人の名を万治磐司(ばんじばんじ)といい...
柳田国男 「山の人生」
...陸中遠野地方でも山の頂の草原の間に...
柳田国男 「山の人生」
...次の寛政元年は陸中の東山...
柳田国男 「雪国の春」
...陸中黒石の正法寺などでは...
柳田国男 「雪国の春」
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