...離陸中に風が強くなって揺れた...
...陸中は熟語ではありません...
...――夫がマルセイユに上陸中...
芥川龍之介 「妙な話」
...そこは陸中(りくちゅう)の某(ある)海岸であった...
田中貢太郎 「月光の下」
...(昭和五年八月『東京朝日新聞』)四 験潮旅行明治三十七年の夏休みに陸中釜石(かまいし)附近の港湾の潮汐(ちょうせき)を調べに行ったときの話である...
寺田寅彦 「夏」
...陸中国上閉伊郡土淵村で撮影した写真に拠ると...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...べつに陸中久慈から沼宮内(ぬまくない)に通じる山中道というのがある...
久生十蘭 「奥の海」
...陸中のものとしては竹細工も挙げねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...陸中ではとりわけこの裂織が盛で...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...陸中には「けんだい」なるいい方が残る...
柳宗悦 「蓑のこと」
...御明神の風俗所は陸中(りくちゅう)の国である...
柳宗悦 「陸中雑記」
...地元の陸中北部にゆき渡りはするが...
柳宗悦 「陸中雑記」
...独り陸中二戸(にのへ)郡の仕事だけである...
柳宗悦 「陸中雑記」
...陸中の田舎を訪ねて土蔵を見せてもらうとしよう...
柳宗悦 「陸中雑記」
...今もなお陸中では漆器を用いる習慣が非常に固く残っている...
柳宗悦 「陸中雑記」
...アヲカテ陸中東磐井地方で青カテと謂つて居るのは...
柳田國男 「食料名彙」
...陸中九戸(くのへ)郡種市(たねいち)村字鹿糠(かぬか)次に正確な発音を知らぬが...
柳田國男 「地名の研究」
...陸中上閉伊郡(かみへいぐん)附馬牛(つくもうし)村の山中で三十歳前後の一人の女が...
柳田国男 「山の人生」
...陸中二戸(にのへ)郡の浄法寺(じょうほうじ)村などで...
柳田国男 「山の人生」
...陸中黒石の正法寺などでは...
柳田国男 「雪国の春」
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