...東(あずま)や陸奥(みちのく)へ下(くだ)った事は...
芥川龍之介 「俊寛」
...米原(まいばら)は北陸線(ほくりくせん)の分岐道(ぶんきだう)とて...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...月と星、陸と海、小鳥と魚、フォイボスとフォイベ(訳者注 太陽の神と月の神)、また壁龕(へきがん)から出て来るたくさんのもの、十二使徒、皇帝カルル五世、エポニーネとサビヌス(訳者注 ローマ人の覊絆からゴール族を脱せしめんと企てた勇士夫婦)、その上になお、ラッパを吹いてる金色の子供もたくさんいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...着付けは陸軍の御用達(ごようたし)見たようだけれども俳人だからなるべく悠々(ゆうゆう)として腹の中では句案に余念のない体(てい)であるかなくっちゃいけない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...上海(シャンハイ)に上陸したので...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...陸車のトラックに接触した...
久生十蘭 「ノア」
...米軍の上陸に備える水際戦闘の訓練だとばかり思っていたが...
久生十蘭 「ノア」
...語源があきらかでないけれども、この地方では沖仲仕も、陸仲仕も、ひっくるめて、「ゴンゾウ」と呼ばれている...
火野葦平 「花と龍」
...今夜は陸風が匂うのが早すぎた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...陸軍の従軍報道班の人々は忍耐をもって...
宮本百合子 「明日の言葉」
...追討軍が常陸国は高道祖(たかさえ)で天狗を破ったのが先月は七日...
三好十郎 「斬られの仙太」
...「イワシでやられてイカで助かる」と言われているそうである(三陸沿岸各地よりの報告)...
武者金吉 「地震なまず」
...陸が始(はじめ)て長唄の手ほどきをしてもらった師匠は日本橋馬喰町(ばくろうちょう)の二世杵屋勝三郎で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...陸前名取郡中田村柳生で作る「強製紙」である...
柳宗悦 「和紙十年」
...念のためもう一度上陸してこの間の福昌号の裏口に行き...
夢野久作 「名娼満月」
...陸の方角もわからない...
吉川英治 「折々の記」
...四国九州の海陸路をここに結んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ陸(おか)へ架(か)けてある渡り板を引き...
吉川英治 「旗岡巡査」
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