例文・使い方一覧でみる「陲」の意味
スポンサーリンク...徳川氏が江戸を開く以前は中央首都から遠い辺陲（へんすい）の半島であったから極めて歴史に乏しく... 
内田魯庵 「八犬伝談余」
...オホーツク海の見える辺陲の山奥で創業の事にあたっている筈だった...
大鹿卓 「金山※［＃「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28］話」
...東陲（とうすい）の武夫（もののふ）皆弓槍刀銃を嗜（たしな）まざるなし...
薄田泣菫 「茶話」
...北辺と南陲（なんすい）とを比べたらばよほど寒暑の差があるのではありますが...
高浜虚子 「俳句への道」
...一門おめ／＼西海（さいかい）の陲（はて）に迷ひ行く...
高山樗牛 「瀧口入道」
...之を邊陲の筑紫に求めんよりも...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...あたかも辺陲（へんすい）不毛の地に移民を送りて開墾を企（くわだつ）る政策の如し...
永井荷風 「桑中喜語」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...千金の子（し）は堂陲（どうすい）に坐せずとの諺（ことわざ）もある事なれば...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...而して日蓮宗も亦前の三宗と同じく北陲の感化に尠からず注意を持つた...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...千里を遠しとせず邊陲の地までも普く及んで居るけれど...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...必しも邊陲の開拓を思ひ立ち...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...東北陲の文化が次第に其舊態を替へた事は云ふ迄もなからう...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...ただ西陲（せいすい）の一長崎のみなれば...
福沢諭吉 「慶応義塾の記」
...それに印度邊陲の諸國からトルキスタンや...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...駿河庵原（いはら）郡岫崎（くきざき）岡は今の薩陲（さった）峠のことで古くは『日本紀略』の天慶三年の記事にも見えている...
柳田國男 「地名の研究」
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