例文・使い方一覧でみる「陰気な」の意味


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...陰気な五燭の電燈が...   陰気な五燭の電燈がの読み方
江戸川乱歩 「吸血鬼」

...何んだか陰気な不気味なことでありました...   何んだか陰気な不気味なことでありましたの読み方
高村光雲 「幕末維新懐古談」

...ホウ! と陰気なフクロウのなき声がきこえてきました...   ホウ! と陰気なフクロウのなき声がきこえてきましたの読み方
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」

...薄暗い陰気な室はどう考えてみても侘しさに耐えかねて巻き煙草(たばこ)を吸うと...   薄暗い陰気な室はどう考えてみても侘しさに耐えかねて巻き煙草を吸うとの読み方
田山花袋 「少女病」

...新教的な陰気な萎縮(いしゅく)した悲哀の考えを...   新教的な陰気な萎縮した悲哀の考えをの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...家の中はどうなるでしょう? 二人で陰気な顔ばかりつき合してたら...   家の中はどうなるでしょう? 二人で陰気な顔ばかりつき合してたらの読み方
豊島与志雄 「野ざらし」

...この陰気な四壁の中で...   この陰気な四壁の中での読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...取次に、名越左源太からの書状を渡して「御用人様へ」と、いうと、暫くの後に、女中が出て来て、薄暗い廊下をいくつも曲り、中庭をいくつか横にしてから、陰気な、小さな部屋へ通された...   取次に、名越左源太からの書状を渡して「御用人様へ」と、いうと、暫くの後に、女中が出て来て、薄暗い廊下をいくつも曲り、中庭をいくつか横にしてから、陰気な、小さな部屋へ通されたの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...お前があんまり陰気な顔をしているもんだから...   お前があんまり陰気な顔をしているもんだからの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...馬車はその時陰気な街筋へがらがらと入って行きました...   馬車はその時陰気な街筋へがらがらと入って行きましたの読み方
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」

...いくらか良心がとがめていたか出はじめるころは妙に陰気な男になっていましたが...   いくらか良心がとがめていたか出はじめるころは妙に陰気な男になっていましたがの読み方
浜尾四郎 「死者の権利」

...あたりは陰気な雨の巷であつたが...   あたりは陰気な雨の巷であつたがの読み方
原民喜 「災厄の日」

...縦十六呎の石室のような陰気な物置で...   縦十六呎の石室のような陰気な物置での読み方
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」

...ほかの国に見るような陰気な秋を...   ほかの国に見るような陰気な秋をの読み方
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」

...また元の陰気な表情に戻った...   また元の陰気な表情に戻ったの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」

...稀に盃をなめては天井にばかり陰気な凝視を放つてゐるので母や妻は...   稀に盃をなめては天井にばかり陰気な凝視を放つてゐるので母や妻はの読み方
牧野信一 「鱗雲」

...「さあ、――聞いたようにも思うが」「おそのっていうおかみさんがいたって」と云って、静かにおりうは振り向いた、「――お師匠さん、知ってらっしゃるんでしょう」蝶太夫はあいまいに頷いた、「そう云えば、ひところごひいきになったことがあるようだけれど」「うそ仰しゃい」とおりうが云った、「あたしすっかり聞きましたよ」七「聞いたって、なにを」「その人をうまくたらして、三年の余も逢い続けていたって」おりうは溶けるような眼で彼を見た、「その人には病身の良人(おっと)があったけれど、お師匠さんにのぼせあがって、良人の面倒もみず、夢中になって逢曳きを続けていたんですって」「ちょっと、ちょっと待った」彼は手をあげて遮(さえぎ)った、「そんないったいそんなことを誰から聞いたんです」「名がわかれば云いぬけができると思うんですか」「私は芸人です」と彼は坐り直した、「芸人にごひいきは付き物だし、ごひいきなしに芸人は勤まるものじゃあありません」「むさし屋の人もごひいきだけだったの」「少なくとも、おりうさんを知るまえのことです」「そう固くならないで」おりうは微笑し、膝ですり寄って燗徳利を取った、「お酌をしましょう、あら、手が震えてるじゃないのお師匠さん、あたしやきもちをやいてるんじゃないのよ、ただ本当のことが知りたかっただけ」「本当のことを云いましょう」「そんなに固くならないで」とおりうはまた微笑した、「どうぞもう一つ」「おりうさんは」盃(さかずき)を下に置いて彼は屹(きっ)となった、「私の云うことを信用してくれないんですか」「作り話を信用しろって云うの」「むさし屋のごしんぞさんとは、慥かに逢っていました」彼は証言するように云った、「けれどもそれは愛情でもなんでもありゃあしない、ごひいきと芸人のつきあいというだけなんです、貴女だっておよそ察しているだろうけれど、芸人はごひいきのうしろ楯(だて)と、引立てがなければやってはゆけません」おりうはながし眼をくれた、「あら、そうかしら」「派手なしょうばいだから金が要ります、恥ずかしいことを云うようだが、着る物や身に付ける物、なかまのつきあいもあるし、芝居へ出るにしたって表方、裏方、道具方なんぞにつけ届けをしなければならない、たとえば」彼はもの悲しげに云った、「そのつけ届けが足りなかったばかりに、出語り山台が崩れて、けがをした太夫もいるくらいです」「それでむさし屋のおかみさんなんぞも、お金だけがめあてで逢っていたのね」「もちろんですよ」彼は唾をのんだ、「貴女は御存じないだろうけれど、あの女はたいへんな浮気者で、私のほかに男が幾人いたか知れやあしません、尤(もっと)も、――御亭主という人が癆(ろうがい)病みで、陰気な、味もそっけもない人だっていうことだから」「注ぎましょう」おりうは徳利を取った、「飲みながらお話しなさいな」蝶太夫は盃を持った、「ほかに話すことなんかありゃしません、むさし屋の御亭主は血を吐きながら、ごしんぞといっしょに自火で焼け死んだそうだが、金のあるに任せて勝手なことばかりしたから、罰(ばち)が当ったようなもんでしょう」「もっとお重ねなさいな」「因果というものはあるもんだ」蝶太夫は飲みながら続けた、「あのごしんぞをあんな浮気者にしたのも、御亭主の罪でしょう、どっちもどっち、結局お互いの罪でお互いが罰に当った、あの二人が夫婦になったのが、そもそも因果というもんでしょうさ」「それで、――」とおりうが云った、「お師匠さんには罰は当らないのね」「私に罰が」と彼はおりうを見た、「どうして私に罰が当るんです」「いいわよ、めしあがれ」おりうは酌をしてやった、「あとをつけましょうね」そしておりうが立ちあがったとき、廊下の向うから暴(あら)あらしい足音が近づいて来、襖の外で停ると、「こちらに岸沢の師匠はいますか」と声をかけた...   「さあ、――聞いたようにも思うが」「おそのっていうおかみさんがいたって」と云って、静かにおりうは振り向いた、「――お師匠さん、知ってらっしゃるんでしょう」蝶太夫はあいまいに頷いた、「そう云えば、ひところごひいきになったことがあるようだけれど」「うそ仰しゃい」とおりうが云った、「あたしすっかり聞きましたよ」七「聞いたって、なにを」「その人をうまくたらして、三年の余も逢い続けていたって」おりうは溶けるような眼で彼を見た、「その人には病身の良人があったけれど、お師匠さんにのぼせあがって、良人の面倒もみず、夢中になって逢曳きを続けていたんですって」「ちょっと、ちょっと待った」彼は手をあげて遮った、「そんないったいそんなことを誰から聞いたんです」「名がわかれば云いぬけができると思うんですか」「私は芸人です」と彼は坐り直した、「芸人にごひいきは付き物だし、ごひいきなしに芸人は勤まるものじゃあありません」「むさし屋の人もごひいきだけだったの」「少なくとも、おりうさんを知るまえのことです」「そう固くならないで」おりうは微笑し、膝ですり寄って燗徳利を取った、「お酌をしましょう、あら、手が震えてるじゃないのお師匠さん、あたしやきもちをやいてるんじゃないのよ、ただ本当のことが知りたかっただけ」「本当のことを云いましょう」「そんなに固くならないで」とおりうはまた微笑した、「どうぞもう一つ」「おりうさんは」盃を下に置いて彼は屹となった、「私の云うことを信用してくれないんですか」「作り話を信用しろって云うの」「むさし屋のごしんぞさんとは、慥かに逢っていました」彼は証言するように云った、「けれどもそれは愛情でもなんでもありゃあしない、ごひいきと芸人のつきあいというだけなんです、貴女だっておよそ察しているだろうけれど、芸人はごひいきのうしろ楯と、引立てがなければやってはゆけません」おりうはながし眼をくれた、「あら、そうかしら」「派手なしょうばいだから金が要ります、恥ずかしいことを云うようだが、着る物や身に付ける物、なかまのつきあいもあるし、芝居へ出るにしたって表方、裏方、道具方なんぞにつけ届けをしなければならない、たとえば」彼はもの悲しげに云った、「そのつけ届けが足りなかったばかりに、出語り山台が崩れて、けがをした太夫もいるくらいです」「それでむさし屋のおかみさんなんぞも、お金だけがめあてで逢っていたのね」「もちろんですよ」彼は唾をのんだ、「貴女は御存じないだろうけれど、あの女はたいへんな浮気者で、私のほかに男が幾人いたか知れやあしません、尤も、――御亭主という人が癆病みで、陰気な、味もそっけもない人だっていうことだから」「注ぎましょう」おりうは徳利を取った、「飲みながらお話しなさいな」蝶太夫は盃を持った、「ほかに話すことなんかありゃしません、むさし屋の御亭主は血を吐きながら、ごしんぞといっしょに自火で焼け死んだそうだが、金のあるに任せて勝手なことばかりしたから、罰が当ったようなもんでしょう」「もっとお重ねなさいな」「因果というものはあるもんだ」蝶太夫は飲みながら続けた、「あのごしんぞをあんな浮気者にしたのも、御亭主の罪でしょう、どっちもどっち、結局お互いの罪でお互いが罰に当った、あの二人が夫婦になったのが、そもそも因果というもんでしょうさ」「それで、――」とおりうが云った、「お師匠さんには罰は当らないのね」「私に罰が」と彼はおりうを見た、「どうして私に罰が当るんです」「いいわよ、めしあがれ」おりうは酌をしてやった、「あとをつけましょうね」そしておりうが立ちあがったとき、廊下の向うから暴あらしい足音が近づいて来、襖の外で停ると、「こちらに岸沢の師匠はいますか」と声をかけたの読み方
山本周五郎 「五瓣の椿」

...その向うに樅の木立ちにかこまれた陰気な平屋建てがある...   その向うに樅の木立ちにかこまれた陰気な平屋建てがあるの読み方
夢野久作 「あやかしの鼓」

「陰気な」の書き方・書き順

いろんなフォントで「陰気な」

「陰気な」の電子印鑑作成

「陰気な」の英語の意味


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カソード   互角の勝負をする   首を伸ばす  

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