...この場所はなんだか陰森で怖い...
...彼女の笑い声が陰森で不気味だった...
...この小説は陰森なストーリーで、読むのが怖かった...
...あの森林は陰森な雰囲気が漂っている...
...彼は陰森な顔つきで話し始めた...
...陰森(いんしん)としたけはいがあったと云います...
芥川龍之介 「妖婆」
...陰森(いんしん)とした静かさが罩(こ)もっているように思われました...
芥川龍之介 「妖婆」
...昔に変らぬ陰森さを漂わせていました...
橘外男 「仁王門」
...昼でも陰森(いんしん)として...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...また山皆松并雜木にして陰森...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...円天井から陰森の気が吹き卸して来て...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...陰森(いんしん)として肌に迫る冷気の中に投影しあらわれた幽界の冥鬼が...
夢野久作 「暗黒公使」
...陰森(いんしん)として眠(ねむり)を誘ふ「夜(よ)」なり...
與謝野寛 「失楽」
...陰森とした屋内の暗やみを探って...
吉川英治 「江戸三国志」
...陰森(いんしん)な...
吉川英治 「私本太平記」
...冷々(ひえびえ)と面(おもて)をかすめてくる陰森(いんしん)たる風...
吉川英治 「神州天馬侠」
...陰森(いんしん)とした空気を破って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この柵の中から上は陰森(いんしん)としているな」と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...家鳴(やな)りのあとは一そう陰森(いんしん)として...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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