例文・使い方一覧でみる「陰々」の意味


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...赤い三日月が陰々(いんいん)と空に懸つてゐる...   赤い三日月が陰々と空に懸つてゐるの読み方
芥川龍之介 「戯作三昧」

...思ふまゝに渦卷き過ぎる濃霧に閉ぢこめられてその鐘の音は陰々として淋しく響いた...   思ふまゝに渦卷き過ぎる濃霧に閉ぢこめられてその鐘の音は陰々として淋しく響いたの読み方
有島武郎 「潮霧」

...東雲(しののめ)かと見れば陰々たる中に...   東雲かと見れば陰々たる中にの読み方
泉鏡花 「伊勢之巻」

...陰々として物寂しい...   陰々として物寂しいの読み方
泉鏡花 「歌行燈」

...なが胸を焦す早鐘(はやがね)、陰々と、とよもす音(おと)も、この夕(ゆふべ)、都会に打ちぬ...   なが胸を焦す早鐘、陰々と、とよもす音も、この夕、都会に打ちぬの読み方
上田敏 上田敏訳 「海潮音」

...……うちのおみくじにけちをつけやがつて!」まだ除夜の鐘は陰々と鳴り響いてゐた...   ……うちのおみくじにけちをつけやがつて!」まだ除夜の鐘は陰々と鳴り響いてゐたの読み方
武田麟太郎 「大凶の籤」

...谷間に似たこの附近一帯には陰々として怨霊の気が立罩めてゐるのだらうか...   谷間に似たこの附近一帯には陰々として怨霊の気が立罩めてゐるのだらうかの読み方
原民喜 「飢ゑ」

...あとの残りは大森駅の階段を陰々と昇つて行く...   あとの残りは大森駅の階段を陰々と昇つて行くの読み方
原民喜 「氷花」

...陰々たる雰囲気(アトモスフェール)を身に纒い...   陰々たる雰囲気を身に纒いの読み方
久生十蘭 「魔都」

...影うすく膝に手を置いてションボリと俯向いているようすというものは実にどうも陰々滅々...   影うすく膝に手を置いてションボリと俯向いているようすというものは実にどうも陰々滅々の読み方
久生十蘭 「魔都」

...不気味な音が陰々と木立の間を縫つて行くと...   不気味な音が陰々と木立の間を縫つて行くとの読み方
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」

...不健全な飽満が陰々と余韻をひいてゐて悩ましかつた...   不健全な飽満が陰々と余韻をひいてゐて悩ましかつたの読み方
牧野信一 「昔の歌留多」

...万事が理詰めで陰々と暗い...   万事が理詰めで陰々と暗いの読み方
正岡容 「小説 圓朝」

...楽屋の陰々滅々は悪気流の流れていくように高座の上へも...   楽屋の陰々滅々は悪気流の流れていくように高座の上へもの読み方
正岡容 「寄席」

...四更(こう)の頃になると作兵衛滝(さくべえだき)の鳴(な)りが止まって陰々たる人の囁きが聞こえる事があると...   四更の頃になると作兵衛滝の鳴りが止まって陰々たる人の囁きが聞こえる事があるとの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...夜も陰々(いんいん)と...   夜も陰々との読み方
吉川英治 「三国志」

...陰々と法螺貝(ほらがい)の音が尾をひいて長く鳴った...   陰々と法螺貝の音が尾をひいて長く鳴ったの読み方
吉川英治 「三国志」

...陰々たる殺気がある...   陰々たる殺気があるの読み方
吉川英治 「三国志」

「陰々」の読みかた

「陰々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「陰々」


ランダム例文:
重力の方向   閉鎖時間   山を歩く  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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