...勿論天運を除外例としても...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...全く何等の除外例もなく...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...その他の殖民地は除外例として...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...除外例に過ぎなかった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...これがために少数の「除外例」が受ける迷惑も少しは考慮の中に加えてもらいたいと思った事も幾度あったかわからない...
寺田寅彦 「蓄音機」
...季題のない発句はまれにはあるとしてもそれは除外例である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...また「除外例」というもののある事から起こる困難は...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...もっとも自分のような閑人(ひまじん)はおそらく除外例かもしれないから...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...無論少數有識者の除外例はあるが...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...ある点までこの除外例は正当である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あなたが極めて稀な除外例でなかったら...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...除外例の特権を作らせた階級がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...実地に当りて見れば必ずや多少の除外例を生ぜん...
正岡子規 「人々に答ふ」
...もし理窟といふ語を広き意味に解すれば解するほどこの除外例は多くなる道理なり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...松虫の類は専門家が作るので除外例だが...
山本笑月 「明治世相百話」
...しかし病的な婦人の除外例を例として女を肉感的だと断ぜられない如く...
与謝野晶子 「産屋物語」
...「蒲団」の主人公などはやはり病的な男子の除外例でしょう...
与謝野晶子 「産屋物語」
...女には除外例がある...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索