...自分は又權力に對する服從を現在の問題から除外する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ただし近ごろの先端的とか称する奇妙な不規則な詩形の化け物はひとまず除外するとして...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...これを除外することがどうしても出来ないほど...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...人物や事物の善し悪しを論じる所謂批判・批評・品隲(ひんしつ)のようなものを除外するならば...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...(勿論この場合の考察では詩想の概念的觀念を除外する)此等の要素の集つて構成されたものが...
萩原朔太郎 「青猫」
...「それじゃほんとうの無罪宣告のことは除外するとして...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...陛下を制限から除外する確約を得ないうちに...
久生十蘭 「だいこん」
...類似と近接の関係を完全に除外することはできないけれども...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...我々の思考の全ての細目からも量や質の程度を除外することは不可能なのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...創造の残余の恵みより除外することなく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...接触の印象の延長に関する考察は除外する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そして一般に疫病(ペスト)流行年を偶発的なりとして除外するのが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...他の一切を支持する穀物の大生産を吾々の注意から除外するのは愚かなことである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自然科学的唯物論の欠陥が歴史的過程を除外するにある**」ことを記している...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...自然科學的唯物論の缺陷が歴史的過程を除外するにある**」ことを記してゐる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...我々の歴史學がそれをほかならぬ先史時代として自己の本來の領域から除外するのは何にもとづくであらうか...
三木清 「歴史哲學」
...衛門督(えもんのかみ)をこの試楽の日に除外するのは惜しく物足らぬことであると院はお思いになったし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なぜそれを厳粛な談話から除外するのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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