...またその可能限度まで自由を許すことが...
寺田寅彦 「学問の自由」
...だが素質の方は或る限度まで先天的なもので...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...思惟の科学としての資格を一定限度まで譲歩したわけで...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その常識をある限度まで突き破って...
戸坂潤 「思想としての文学」
...個人の一身上の生活の必要から云ってある限度まで徴兵を延期して貰ったり何かすることは...
戸坂潤 「社会時評」
...或る限度まで(縦(たと)え「素人」であるにしても)軍部は資本的支配者をリードする実力を有っている...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...無論恐らく事実上は之が北支の安寧秩序を確保することは或る限度まで必ず出来るであろうが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...もし文化運動が政治活動の一義的決定と直接関係を或る限度までルーズにすることが許されるとすれば...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...明治維新の所謂「王政復古」も或る限度まではそう見ていいし...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ピアノの表現力を最大限度まで高揚し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...今はある限度までは教師の気まぐれを我慢強く受け入れるつもりだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...家族の力はもう限度まできているのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...一定限度までは高音に聞こえるが...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...生産力が一定限度まで進むと...
平林初之輔 「文学方法論」
...ある限度までは観察できるけれどもそれ以上はどうしても認識のできない極限に達する...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...そして彼らの力と富とはまもなくその自然的資源にふさわしいもっと狭い限度まで縮小されたのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一二度ためして見て疲労の一定の限度までは...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...そうして限度まで味わえば...
和辻哲郎 「四十年前のエキスカージョン」
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