...広くはあっても限りある蚊帳の中...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...既に限りある収入を以て限りなき政務を遂行せざるべからざる以上...
大隈重信 「選挙人に与う」
...限りある一生で限りなき生活状態に一々入つて行つて見るわけに行かない...
田山録弥 「小説新論」
...限りあるの人生、限あるの能力また已(やむ)を得ざるなり...
津田左右吉 「史論の流行」
...私はこの命数限りある書物をささげる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」すべて命数限りあるものに――すべてを平等ならしめ平和ならしむる死に――生の無数の小川が流れこむ未知の海に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なにしろ限りある木更津船の甲板の上で...
中里介山 「大菩薩峠」
...「陸の土地は限りあるものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...段々限りあることなし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...おのずからその限りあるものにして...
福沢諭吉 「徳育如何」
...「この上になほ憂(う)き事の積れかし限りある身の力ためさん」といふ誰やらの歌を手紙などに書いて独りあきらめて居つたのは善かつたが...
正岡子規 「病牀六尺」
...三十円の月給を頂戴(ちょうだい)してやうやうに中学校の教員となつて校長のお髯(ひげ)を払ふやうな先生が天下丸呑(まるのみ)の立志論を述べ立つる抔(など)片腹痛きにも限りあるものなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...限りある身の力試さん...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...限りある財力で限りない兵は養へないし...
吉川英治 「折々の記」
...おのれ一身はみな功をほこるなれど君は万姓の主(あるじ)なりとて日本六十余州限りある土地を分かたむにはいかにせむもし一国づつを人望まば六十六人にてふさがりなむ一郡づつといふも日本は五百九十四郡五百九十四人に終りなむその北畠親房の書は...
吉川英治 「私本太平記」
...車輪のごとく早く移り変りゆく時勢にあって人寿一代(じんじゅいちだい)の限りある身をもち...
吉川英治 「新書太閤記」
...到底、限りある命では、それは見極め得ないものを、わしは余りに長生きをし過ぎたようだ」八十をこえた老臣は、さして烈(はげ)しい感情に衝かれることもなく、また、折々に、桔梗のそばへ戻って来て、「まだ、お館様は、必死に、御合戦と見えまする...
吉川英治 「平の将門」
...限りなき本能の欲の前には限りある「人の命」は無益である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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