...但し僕をその小言(こごと)の前に降参するものと思ふべからず...
芥川龍之介 「田端人」
...これを背中に押しつけて「手をあげろ」といえば相手は降参するよ...
海野十三 「火星探険」
...誰が降参するものか」と...
海野十三 「火星兵団」
...悪い者は其の前に既に降参するのだと思う...
高村光太郎 「回想録」
...どちらが降参するでしょうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...花のような美しい別嬪(べっぴん)さんでも黄金を見れば降参するんだよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...神も人間に降参するんだから仕方がないかな...
夏目漱石 「永日小品」
...こっちで降参するよりほかに名案もなくなった」と宗近さんは...
夏目漱石 「虞美人草」
...何時(いつ)でも降参するさ...
夏目漱石 「それから」
...力及ばず組み敷かれるたびに降参するのであった...
夏目漱石 「明暗」
...」これほど有力な説得に会っては流石の老婆も今度は降参するに違いないと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...だが、降参するものか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...どうしてなかなか降参するどころではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(ルクレティウス)ときには肉体の方が先に老いに降参する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おれは酒には降参するが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼奴等は白旗を揚げて降参するなどいう毛唐流の武士道を全く知らぬらしいので...
夢野久作 「近世快人伝」
...降参するといわぬと...
吉川英治 「三国志」
...いさぎよく降参する」孔明は笑った...
吉川英治 「三国志」
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