...いま一ぺんかんがえなおして降人に出る気はないかと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...多勢に無勢で俘虜降人同然の位置に立つをもって...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...よく降人を容れてそれを用いたためといわれています」将軍は...
吉川英治 「三国志」
...ここは(かぶと)を脱いで降人に出るしかありますまい...
吉川英治 「三国志」
...降人に出た兵は敵の取調べに対して...
吉川英治 「三国志」
...刃向うものは八ツ裂きにして猪(しし)狼(おおかみ)の餌にするぞ」張飛の声を聞くと、城兵は争って甲(よろい)や戈(ほこ)を投げ捨て、その大半以上、降人になった...
吉川英治 「三国志」
...「筏にすがり、船へ漂(ただよ)いついてくる敵は、降人と見て、助けてつかわせ...
吉川英治 「三国志」
...多くの敵を水中から助けて降人の群れに加えていたが...
吉川英治 「三国志」
...降人の一群を城下へまぎれ込ませ...
吉川英治 「三国志」
...蜀を脱して魏の降人(こうじん)に出る者があとを絶たない有様となりました...
吉川英治 「三国志」
...数万にのぼる降人をひきつれて...
吉川英治 「三国志」
...いかに降人も多かったかの一例として古典は彼を挙げている...
吉川英治 「私本太平記」
...降人(カウニン)数万ヲ後(シリヘ)ニ召シ具シ...
吉川英治 「私本太平記」
...降人として行くのではないぞ」「わかっておりまする」直義が鎌倉に着いたのは六日である...
吉川英治 「私本太平記」
...降人として訪れた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ひとたび士道を廃(すた)らした降人ども...
吉川英治 「新書太閤記」
...多くの降人の中から山名豊国のむすめを見出して...
吉川英治 「新書太閤記」
...降人の家族をみなごろしにいたしたか」「こいつア恐れ入った...
吉川英治 「新・水滸伝」
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