...日に/\降人や落人(おちうど)が頻出して...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...李陵(りりょう)のほかにも漢の降人(こうじん)が幾人かいた...
中島敦 「李陵」
...降人扱いの辱(はじ)を加えらるるにおいては...
吉川英治 「黒田如水」
...降人は容れて、部隊にゆるし、首級は村里の辻に梟(か)けならべて、――天誅(てんちゅう)はかくの如し...
吉川英治 「三国志」
...降人を収めること十五万...
吉川英治 「三国志」
...自分の手勢と降人を合わせて...
吉川英治 「三国志」
...ここは(かぶと)を脱いで降人に出るしかありますまい...
吉川英治 「三国志」
...刃向うものは八ツ裂きにして猪(しし)狼(おおかみ)の餌にするぞ」張飛の声を聞くと、城兵は争って甲(よろい)や戈(ほこ)を投げ捨て、その大半以上、降人になった...
吉川英治 「三国志」
...降人となるがいい」関羽は苦笑してそれに答えた...
吉川英治 「三国志」
...その中からさらに確実な降人と見られるものを選んで...
吉川英治 「三国志」
...降人の一群を城下へまぎれ込ませ...
吉川英治 「三国志」
...またべつな降人の一隊は...
吉川英治 「三国志」
...蜀を脱して魏の降人(こうじん)に出る者があとを絶たない有様となりました...
吉川英治 「三国志」
...先代軍の余類からも少なからぬ降人があったなどは...
吉川英治 「私本太平記」
...降人として行くのではないぞ」「わかっておりまする」直義が鎌倉に着いたのは六日である...
吉川英治 「私本太平記」
...降人として訪れた...
吉川英治 「新書太閤記」
...一門ノ面々ニモ或ハ殉(ジユン)ジ或ハ降人トナリ...
吉川英治 「新書太閤記」
...それゆえに彼は、十一月の末以来、常陸へ攻め入り、官衙穀倉を焼き払い、貞盛、為憲を追い、転じて、破竹の勢いで、上野、下野、相模、武蔵、伊豆、上総と、いたる所の国庁を占領し、降人を容れ、軍の威容を、数十倍にもして、ここに凱旋しながらも――またこの大祝典を挙行しながらも――それを悔いる気もちのほうがしきりであった...
吉川英治 「平の将門」
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