例文・使い方一覧でみる「降りてくる」の意味

...階子段（はしごだん）を規律正しく静かに降りてくる足音がして... 階子段を規律正しく静かに降りてくる足音がしての読み方
有島武郎「星座」

...雁金検事や大江山捜査課長などのお歴々がゾロゾロ自動車から降りてくるところが見えた...
海野十三「人造人間事件」

...降りてくるのだから... 降りてくるのだからの読み方
江戸川乱歩「探偵小説の「謎」」

...帽子と一緒に降りてくるんだ」と俺はまじめに言った... 帽子と一緒に降りてくるんだ」と俺はまじめに言ったの読み方
高見順「いやな感じ」

...それは少しずつ降りてくる... それは少しずつ降りてくるの読み方
中島敦「牛人」

...ずっと凝結核を測りながら降りてくると... ずっと凝結核を測りながら降りてくるとの読み方
中谷宇吉郎「黒い月の世界」

...だいたい三年がかりで降りてくる計算になる... だいたい三年がかりで降りてくる計算になるの読み方
久生十蘭「白雪姫」

...月時計にして十二のころ他より朧（おぼろ）なものひとつが（畢竟するにそのひとつが最適なものだとわかるのだが）降りてくる――静かに――下へとその中心を... 月時計にして十二のころ他より朧なものひとつが降りてくる――静かに――下へとその中心をの読み方
エドガー・Ａ・ポオ　Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」

...医者はそのうち降りてくる... 医者はそのうち降りてくるの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「諜報部」

...死の楽旨が降りてくる... 死の楽旨が降りてくるの読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「トリスタン」

...瞑想は上から降りてくるものである... 瞑想は上から降りてくるものであるの読み方
三木清「人生論ノート」

...脚をかういふ風にして降りてくるとこを... 脚をかういふ風にして降りてくるとこをの読み方
宮沢賢治「銀河鐵道の夜」

...松原によく天人が遊びに降りてくるのを見て... 松原によく天人が遊びに降りてくるのを見ての読み方
宮原晃一郎「子良の昇天」

...裏を降りてくると松林の匂いがしました... 裏を降りてくると松林の匂いがしましたの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...樹の幹を辷り降りてくる蛇の首... 樹の幹を辷り降りてくる蛇の首の読み方
横光利一「夜の靴」

...やがて天国が降りてくる... やがて天国が降りてくるの読み方
吉川英治「かんかん虫は唄う」

...空しく逃げ降りてくる奴があるか... 空しく逃げ降りてくる奴があるかの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...山から降りてくるひやゝかな風... 山から降りてくるひやゝかな風の読み方
若山牧水「樹木とその葉」

「降りてくる」の書き方・書き順

いろんなフォントで「降りてくる」