...老博士はこのようなすべての陋習(ろうしゅう)を打破しようと...   
太宰治  「愛と美について」 
...いわんや旧来の陋習(ろうしゅう)を破り...   
徳富蘇峰  「将来の日本」 
...どうしても癒らなかった奴隷的な陋習が...   
戸坂潤  「社会時評」 
...地方の情実や資本主義工業による様々の陋習に捉われず...   
戸坂潤  「読書法」 
...科学的に無知な資本家の陋習と...   
戸坂潤  「読書法」 
...わたしはどうかしてこの野卑蕪雑(ぶざつ)なデアルの文体を排棄(はいき)しようと思いながら多年の陋習(ろうしゅう)遂に改むるによしなく空しく紅葉(こうよう)一葉(いちよう)の如き文才なきを歎(たん)じている次第であるノデアル...   
永井荷風  「雨瀟瀟」 
...即ち旧来の陋習(ろうしゅう)にして...   
蜷川新  「天皇」 
...旧来の陋習(ろうしゅう)を破ったらどうだというんだ...   
葉山嘉樹  「海に生くる人々」 
...陋習(ろうしゅう)...   
久生十蘭  「地底獣国」 
...その好敵手(こうてきしゅ)と思う者が首(しゅ)として自(みず)から門閥の陋習(ろうしゅう)を脱したるが故に...   
福沢諭吉  「旧藩情」 
...野蛮の陋習にして卑劣の行為なり...   
慶応義塾  「修身要領」 
...男尊女卑の陋習(ろうしゅう)に安んじて遂に悟ることを知らざるも固より其処(そのところ)なり...   
福沢諭吉  「新女大学」 
...おさおさ女子古来の陋習(ろうしゅう)を破らん事を務めしに...   
福田英子  「妾の半生涯」 
...従って婦女が古来の陋習(ろうしゅう)に慣れ...   
福田英子  「妾の半生涯」 
...しかし旧態依然たる陋習(ろうしゅう)を株守している人々が世間に多く...   
牧野富太郎  「植物一日一題」 
...積年ノ舊慣陋習ヲ一洗シ...   
南方熊楠  「作文三篇」 
...地方に初生児を窒息させて殺す陋習(ろうしゅう)があったために...   
森鴎外  「渋江抽斎」 
...だが彼は一方で習慣を、特に陋習を、思いきって真理や理性に照らして批判している...   
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」 
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