...この故に尾形乾山は蕭条(せうでう)たる陋巷(ろうかう)に窮死した...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...敵の陋劣な手段と対して...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...然(しか)るに世(よ)にすねたる阿呆(あはう)は痛(いた)く文学者(ぶんがくしや)を斥罵(せきば)すれども是れ中々(なか/\)に識見(しきけん)の狭陋(けふろう)を現示(げんじ)せし世迷言(よまいごと)たるに過(す)ぎず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...識者は唯だ其淺陋を憫笑するのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...醜陋唾棄す可きもの...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ジョンドレットの陋屋(ろうおく)が彼の目の前に現われてきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...両岸とも貧しげな人家の散在した陋巷(ろうこう)を過ぎ...
永井荷風 「葛飾土産」
...烈風陋屋を動かす...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...始めてこの陋屋の門を叩いたのは大正八年の秋も暮れ行く頃であった...
永井荷風 「枇杷の花」
...陋屋の庭には野菊の花も既に萎(しお)れた後(のち)...
永井荷風 「枇杷の花」
...余ヤ性狷介固陋世ニ処スルノ道ヲ知ラザルコト匹婦ヨリモ甚シ...
永井荷風 「申訳」
...すなわち西洋人が相手の場合には私の卑陋(ひろう)のふるまいを一図に徳義的に解釈して不徳義――何も不徳義と云うほどの事もないでしょうが...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...その城壁の隙間から見える先生達の固陋(ころう)さを碎いてしまひたかつた...
南部修太郎 「猫又先生」
...大井町の陋巷に寓した*...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...しかし旧態依然たる陋習(ろうしゅう)を株守している人々が世間に多く...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...速(すみやか)に固陋積弊(ころうせきへい)の大害を攘除(じやうぢよ)し...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...この人は神戸の陋巷に住んでゐて...
吉川英治 「折々の記」
...その醜陋(しゅうろう)な自分の本心を」「皮と肉とをはいでは生きられない人間だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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