...』と叱り附ける樣に言つて...
石川啄木 「鳥影」
...そんな景気を附けるでもなく...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...いつでも事務員が出て来て受附けるならば...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...それだと電気器具などを頭へ取り附ける面倒がなくて楽であるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...蒔岡家にケチを附けるようなことも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何処へ首札を附けると思う?」と...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...発(た)つ前にまず借金の片を附けることだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...おおよその見当さえ附ける人がありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...向うへ行って附ける味噌まで用意して行こうという騒ぎでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...糊が惡くても矢張り變色するといふことやそれから此の貼り附けることが米國では一つの技術と見做されて居ること抔を語りながら一心に手を動した...
長塚節 「教師」
...行く前に或る用件を片附けるつもりだと話してゐたといふことを述べた...
南部修太郎 「死の接吻」
...それは一の中心と他の中心とを結び附ける線の上に位し...
波多野精一 「時と永遠」
...召使達も思ひ出したやうに時々氣を附ける位で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...道具を片附ける時になると母はまた押入の前で地球儀の箱を邪魔にし始めた...
牧野信一 「地球儀」
...または自らマツチを出して火を附けるかする...
正岡子規 「病牀六尺」
...雪に附ける足跡奥の方へ行けるように見えしかば...
南方熊楠 「十二支考」
...もう涼しいからね」ジョバンニは立って窓をしめお皿やパンの袋を片附けると勢よく靴をはいて「では一時間半で帰ってくるよ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...夫婦もユリアもびつくりしてカルロネの所へ駆け附けると...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
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