...われわれは生き物に番号を附ける...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...先(ま)づそれをそのまゝに持ち出すよりも前に何とかそれが尤(もっと)もらしく他人に思はれるやうな理由を附けるか...
伊藤野枝 「九州より」
...どういふ考で言ひ附けるかと疑ふ様子である...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...さうかそれでは見てやらう」と言つて三藏が懷から出す句稿を受取つて例の赤い机掛の前に體を擲げ附けるやうにして坐る...
高濱虚子 「俳諧師」
...夫は彼の発病以後も私が日記を附けることを継続しつつあるかどうか...
谷崎潤一郎 「鍵」
...自転車に附けるラムプの借用を申し込んだが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...発(た)つ前にまず借金の片を附けることだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...それは私が強度利用(utilitd'intensitまたは utilitintensive)と名附ける利用の一種に依存するのである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...丸だの三角だのと色々な符徴を附けるのに忙がしかった...
夏目漱石 「道草」
...これを押え附けることは出来ない...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...その点に於て私は保険を附ける...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...「渡りを附けるだらうな?」「渡りツて何(あん)だね?」「一杯(ぺい)飲ませるかといふことよ...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...他を制作人間(homo faber)の人間學と名附けることができよう...
三木清 「認識論」
...しかし己は条件を附ける...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...為始(しはじ)めた人が片を附けるが好(よ)い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼は決して思いやりのある挨拶や元気附ける言葉を忘れなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...自分のペンネームを附けるよりもモットモット苦心するものである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...つまり前だけの鬘(かつら)を附ける...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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