...即ち、群馬県邑楽郡では、地元渡瀬村の小林偵七郎、同善吉、家富元吉、原金次郎、木村勇吉、谷津保三郎、その西隣りの多々良村から田野入利三郎、亀井朋治、東隣り大島村からは小山孝八郎、佐山文随、大出喜平、青木金次郎、西谷田村からは荒井嘉平、松本吉蔵、野中彦四郎、永島与八、栃木県では、渡瀬村の対岸にあたる吾妻村から庭田恒吉、同清四郎、同駒吉、桜井与惣治、阿部滝三郎、野村千代蔵、海原忠吉、横塚治三久、佐取安次郎、丸山浪次郎、右岸の久野村から室田忠七、稲村忠蔵、同与市、稲毛教次郎、磯直吉、持斎茂吉、同一作、さらに上流の毛野村から岩崎佐十、同弥八、秋山和助、吾妻村の東隣の植野村から関口幸八、小野政吉、岡田孝吾、谷元八、栗原宰次郎、その下流で大島村の対岸の界村から糸井藤次郎、同弁吉、茂呂宗次郎、同平吉、福地直八、野口春蔵、矢島幸作、さらに犬伏町から山崎次郎、小林孫平、小関栄吉、以上五十余名であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼は確かに方今(ほうこん)の大計は、阿部伊勢守以来、上朝廷に下諸侯に分配したる政権を、幕府に蒐集(しゅうしゅう)し、東照公以来独裁制を擁護するにあるを見(しょけん)せり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...老中阿部伊勢にみとめられ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...阿部が東京の大学まで行ったということを聞いて居ったし...
火野葦平 「糞尿譚」
...いつかの扇谷温泉の一件を阿部が知っていての皮肉かと思ったのだ...
火野葦平 「糞尿譚」
...阿部はそれを取ると...
火野葦平 「糞尿譚」
...熱心に試験管をいじっていた阿部医学士がひとりで頓狂な叫びをあげた...
平林初之輔 「人造人間」
...私はある意味で阿部氏とともに「小林秀雄氏ほど厳粛で純粋な批評家はあまり見当たらないといっていい」ことを認める...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...初代重松はすぐ先の浅草阿部川町に多年居住してゐて阿部川の大師匠と呼ばれた関東節の巨匠で町名が「菊屋橋何丁目」と改称されてからのちも...
正岡容 「浅草燈籠」
...幾度も殉死を願う阿部彌一右衛門の顔を見...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...家中のものの阿部家侮蔑(ぶべつ)の念が公(おおやけ)に認められた形になった...
森鴎外 「阿部一族」
...阿部権兵衛が助命のことを折りがあったら言上しようと思ったが...
森鴎外 「阿部一族」
...次でわたくしは文化元年二月に小川町の阿部邸に病臥してゐる茶山の許へ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...印西(いんせい)流弓術を以て阿部家に仕へ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...福山藩主阿部正桓(まさたけ)に随つて福山を発し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...枳園らの主侯阿部正弘である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...柳生村に阿部亮作氏がゐて...
柳宗悦 「和紙十年」
...その俊敏の才を認められて阿部正弘にふかく重んぜられ...
山本周五郎 「新潮記」
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