...先達もここの寄宿舎へは兵卒が五六人闖入(ちんにゅう)し...
芥川龍之介 「雑信一束」
...江戸へ向く途中の薩摩の大名の行列に闖入(ちんにゅう)して殺された...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...中へ闖入(ちんにゅう)し...
海野十三 「宇宙尖兵」
...ヘッドライトをらんらんと輝かして自動車隊が闖入(ちんにゅう)してきた...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...上られる身ではございませんので――」応接室の硝子窓を破って闖入するほどの兇漢にも似ず...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...その精神的変化の径路に闖入し...
高木敏雄 「比較神話学」
...同時に音もさせずその闖入者は壁の方へ横に飛んで...
小泉八雲 田部隆次訳 「茶碗の中」
...闖入者たる芝原氏へにこやかな目礼をなす人が多数である...
豊島与志雄 「中支生活者」
...果してこの闖入者は...
中里介山 「大菩薩峠」
...早くもその闖入者の動静を見て取ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...不意の闖入に備えるために障壁に凭れて眠ることにした...
久生十蘭 「海豹島」
...闖入者が鋭い悲鳴をあげた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...眼を瞠(みは)って闖入者(ちんにゅうしゃ)を見る...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...隊を成してスピイスブルクに闖入して...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...この不謹慎な闖入者(ちんにゅうしゃ)にあきれている女の様子が柔らかに美しく感ぜられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...先夜の闖入者に苦しんだ経験から妹の女王がかわいそうになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...第一には内地からの安ものが無遠慮にこの島に闖入(ちんにゅう)してきたからです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...蹴って闖入(ちんにゅう)して行くなどということは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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