...直ちに闕所(けっしょ)に致し置き...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...家財までも闕所にされた例は沢山あるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奪られた金はざつと八千兩」「釜屋は闕所(けつしよ)になる筈ぢやなかつたのか」「それが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寶屋は闕所(けつしよ)になりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...荘園の住人鳥羽新三郎の闕所(けっしょ)作分につき...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...古川町(ふるかわちょう)の闕所屋敷(けっしょやしき)を貰ってそこに住んでいた...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...古川町闕所(けっしょ)屋敷で唐通詞の陳東海に匕首で脊骨の下を突ッぽがされて死んでしまいました」先生は思わず膝を乗出して...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...留守居もおらぬ筈の闕所屋敷からチラチラと灯が見えますけん...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...行着いたところが古川町の闕所屋敷...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...松浦屋闕所(けっしょ)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...闕所(けっしょ)投獄(とうごく)――して...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それらの荘園はことごとくいわゆる闕所(けっしょ)となっておったので...
柳田國男 「名字の話」
...その所領の全部または一部が収公せられて闕所となった...
柳田國男 「名字の話」
...家財は闕所(けっしょ)ということであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...船岡の館は闕所(けっしょ)...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...僧侶にまで一跡(せき)二跡と内奏より申し賜はりければいまは武士に頒(わか)つべき地も闕所(けっしょ)すべて...
吉川英治 「私本太平記」
...闕所(けっしょ)にし...
吉川英治 「新書太閤記」
...根(ね)こそぎから闕所(けっしょ)になる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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