...彼が弓箭を帯して禁闕を守るや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...直ちに闕所(けっしょ)に致し置き...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...大きな図体に闕腋を着け...
薄田泣菫 「茶話」
...輪廓(りんかく)の素直さと品位とを闕(か)いている...
徳田秋声 「黴」
...院中へ史局を設け『六国史』以下の闕(けつ)を補う事...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...閣下今日の計は唯だ斷然闕下に拜趨して内閣の總辭職を奏請するに在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の多数の反対に遇ふて国務を挙ぐる能はざるに至て終に表を捧げて罪を闕下に待つの挙に出でたるものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閣下乃ち今に於て断然闕下に伏して骸骨を乞ひ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...崇文總目は殘闕して...
内藤湖南 「支那目録學」
...家は闕所(けっしょ)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...余の三人の生歿は家乗に詳密なる記載を闕いてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同情が闕(か)けていたといっても好(よ)かろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...闕けた事を思う程...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...闕下(けっか)に伏し...
吉川英治 「上杉謙信」
...闕下(けっか)に血をみるの難を未然におふせぎあれ」と...
吉川英治 「三国志」
...魂魄(こんぱく)はつねに北闕(ほくけつ)の天を望まんもし命に背(そむ)き義を軽くせば君も継体(けいたい)の君に非(あら)ず臣も忠烈の臣に非ずと...
吉川英治 「私本太平記」
...闕所(けっしょ)にし...
吉川英治 「新書太閤記」
...この八部衆はもと額田部(ぬかたべ)寺の像であって西金堂に移した後毎年寺中に闕乱(けつらん)のことがあるため長承(崇徳(すとく))年中に本寺へ帰したはずだが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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