「闕」の意味
欠けること
小説での「闕」の使い方
...女の身の守るべき道と為すべき事には一として闕(か)くところはあらざりき...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...去年米貴闕軍食 去年米貴(たか)くして軍食を闕(か)き今年米賤太傷農 今年米賤(やす)くして太(はなは)だ農を傷むその文句のつぎには...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...禁闕の諸卿も諂諛(てんゆ)これ努めたものであった...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...闕所(けっしょ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宗祇は文明十七年に闕本ながら古本ではありかつ美麗な『万葉集』十四冊をば...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...留守居もおらぬ筈の闕所屋敷からチラチラと灯が見えますけん...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...旧日重陽日、伝レ杯不レ放レ杯、即今蓬鬢改、但愧菊花開、北闕心長恋、西江首独回、茱萸賜二朝士一、難下得二一枝一来上、人世悲懽自不レ同、莫三将二一様一看二西風一、今朝憶著茱萸賜、幾箇州白髪翁、独在二異郷一為二異客一、毎レ逢二佳節一倍思レ親、遥知兄弟登レ高処、遍挿二茱萸一少二一人一、秋葉風吹黄颯颯、晴雲日照白鱗鱗、帰来得レ問二茱萸女一、今日登レ高酔二幾人一、萸如二蠅子攅レ頭赤一、酒似二鵞児破レ殻黄一、饋レ我真成両奇絶、為レ君大酔作二重陽一、手種二茱萸一旧井傍、幾回春露又秋霜、今来独向二秦中一見、攀折無三時不二断腸一、我邦の学者達はこれら詩中の茱萸を以てグミと解釈しているが、これはトンデモナイ間違である事は既に上に書いた通りである...
牧野富太郎 「植物記」
...『闕疑抄』もまた同様に疑わしいものが多いから...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...弘化三年の武鑑が偶(たま/\)手元に闕(か)けてゐるが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...漢字の索引を以て闕くべからざるものとする...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此談の伝ふる所は頗(すこぶる)明確を闕いてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」二月二十一日より三月六日に至る病臥中の記が闕けてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...中に題号を闕(か)いたものが三冊交っているが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...も一つ今の日本人に闕けてゐる詞に就いて簡單に話さう...
森林太郎 「當流比較言語學」
...女官の闕員(けついん)あればしばしの務(つとめ)にとて呼寄せ...
森鴎外 「文づかひ」
...まだ種々(いろいろ)の要約の闕(か)けてゐる国に帰るのは残惜(のこりを)しい...
森鴎外 「妄想」
...少くも荘重を闕いでいると認めている...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...闕下(けっか)に誓って出発した...
吉川英治 「三国志」
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