...わが意志の闕乏(けつばう)を嫌ひしにやあらん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...初めに闕腋を恥かしがったのが...
高村光太郎 「美術学校時代」
...作法が闕(か)ける...
中里介山 「大菩薩峠」
...たといこれあるもまたまさに鮫宇貝闕なるべし...
南方熊楠 「十二支考」
...」薗木駅の図も例の如く闕けてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...歿年闕く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...幸に別に「函楯軍行日録」があつて此闕を補ふことが出来る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが僕には闕(か)けているので...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...抽斎を知るために闕(か)くべからざる資料があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...殘餘の闕文(けつぶん)は月字の上の三字で...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...闕けた月が明るく照っている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...これに反して義務心の闕けた人...
森鴎外 「二人の友」
...宮闕(きゅうけつ)の癌(がん)を除き...
吉川英治 「三国志」
...禁闕(きんけつ)へ侵入し...
吉川英治 「三国志」
...ここは宮闕なるぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...兵を禁闕(きんけつ)に入れ...
吉川英治 「私本太平記」
...よく闕下(けっか)の治安を維持したなども...
吉川英治 「私本太平記」
...国のよろこびあれば歓びを闕下(けっか)に伏奏(ふくそう)し...
吉川英治 「新書太閤記」
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