...廿日、丙、晴、阿闍梨公暁、園城寺より下著せしめ給ふ、尼御台所の仰に依りて、鶴岳別当の闕に補せらる可しと云々、此一両年、明王院僧正公胤の門弟となりて、学道の為に住寺せらるる所なり...
太宰治 「右大臣実朝」
...そちの病氣は治らぬと阿闍梨も言うたぢやないか? 何も思はぬ...
田山花袋 「道綱の母」
...弥勒世尊無量の人と耆闍崛山(ぎしゃくつせん)頂に登り...
南方熊楠 「十二支考」
...伝説に昔皇子誕生あるべきよう三井寺の頼豪(らいごう)阿闍梨(あじゃり)に勅定(ちょくじょう)あり...
南方熊楠 「十二支考」
...阿闍梨は八の宮をお喜ばせするこのお役の誇りを先立てて山荘へまいった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...仏事のための費用などを多く阿闍梨に寄せた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大体の仕度(したく)は源中納言と山の御寺(みてら)の阿闍梨(あじゃり)の手でなされてあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...阿闍梨の夢に八の宮が現われておいでになったことを思っても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それも師の供をして下って来た兄の阿闍梨と話すために自室に行っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それでも阿闍利さまは山の中腹まで見えられ...
室生犀星 「あじゃり」
...そして阿闍利さまは朝晩の勤行も怠りがちで...
室生犀星 「あじゃり」
...阿闍利さまは喜んでわたくしに万端(ばんたん)のことをお託(たの)みになりました...
室生犀星 「あじゃり」
...すると阿闍利はすこしばかり動いたようで...
室生犀星 「あじゃり」
...妙光坊の阿闍梨(あじゃり)玄尊だった...
吉川英治 「私本太平記」
...亮信阿闍梨(りょうしんあじゃり)の使いを拒んでいたことにも...
吉川英治 「新書太閤記」
...ずっとすぐ御本堂のほうへ」山門で待ちかねていた海闍梨(かいじゃり)の如海(にょかい)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...東光房の阿闍梨(あじゃり)を訪ねて...
吉川英治 「親鸞」
...阿闍梨(あじゃり)に従(つ)いて...
吉川英治 「親鸞」
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