...阿闍梨の語(ことば)を...
芥川龍之介 「道祖問答」
...そちの病氣は治らぬと阿闍梨も言うたぢやないか? 何も思はぬ...
田山花袋 「道綱の母」
...國學の方からいふと先づ契沖阿闍梨を擧げねばならぬ...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...元慶八年勅して元慶寺伝法阿闍梨と為す」これほどの大善智識でありながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...真言の師範であった相模阿闍梨重宴も最後には受戒の弟子となった...
中里介山 「法然行伝」
...さてこういう仮名遣の問題を純粋な学問的な方法で解決したのが契沖阿闍梨(けいちゅうあじゃり)であります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...願を立てさせようと思って阿闍梨(あじゃり)も来てくれと言ってやったのだが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...深い意味と理解のしかたをお授けするようなことも阿闍梨はできた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...阿闍梨から話に聞いて想像したよりも目に見ては寂しい八の宮の山荘であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...阿闍梨(あじゃり)にはずっと以前から御遺言があったことであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すべて阿闍梨の命令どおりにするようにと薫は言いつけたりしているうちに短い秋の日は暮れてしまったので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あちらの寝殿を御堂に直すことを阿闍梨(あじゃり)に命じて来ました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...僧都は親しくてよい弟子(でし)としている阿闍梨(あじゃり)を付き添わせてやったのであって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...初瀬へついて行った阿闍梨と...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「阿闍利さま、童子はきっと快(よ)くなるにちがいありません...
室生犀星 「あじゃり」
...阿闍利さまは童子よ童子よと呼んでは死体にかじりついていられます...
室生犀星 「あじゃり」
...『阿闍利よ、何を悲しんでいるのだ...
室生犀星 「あじゃり」
...いまは報恩寺のお住持となりすましている海闍梨(かいじゃり)の裴如海(はいにょかい)――その女にしても見ま欲しい姿へと...
吉川英治 「新・水滸伝」
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