...御闊達なのとに御任せなすって...
芥川龍之介 「邪宗門」
...実に迂闊の策といわざるべからず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...話が迂闊(うつか)り横道へ外(そ)れた...
内田魯庵 「犬物語」
...帽を振りて久闊を叫びしが...
宇野浩二 「それからそれ」
...闊達な気性のひとであつた...
太宰治 「津軽」
...そうして二人とも美しい顔をゆがめてチューインガムをニチャニチャ噛みながら白昼の都大路を闊歩(かっぽ)しているのであった...
寺田寅彦 「チューインガム」
...久闊を叙する気持ちから...
豊島与志雄 「失われた半身」
...序に迂闊の追加をすれば...
中勘助 「府中のけやき」
...壮士連はことごとく子路の明快闊達に推服した...
中島敦 「弟子」
...これは自分が迂闊だったので...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...これは強(あなが)ち私の迂闊さだけではないであろう...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...その声はまた明朗闊達であつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...大きく闊歩してゐた...
牧野信一 「足袋のこと」
...お関は今更自分の迂闊が悔やまれて...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...そういう事を伺(うかが)ってみると我輩(わがはい)なぞは実に迂闊(うかつ)千万で...
村井弦斎 「食道楽」
...「迂闊(うかつ)だが...
吉川英治 「新書太閤記」
...迂闊(うかつ)に見のがしているわけは絶対にない...
吉川英治 「新書太閤記」
...わたくしはその会場の広闊な眺めを知っていることになっていた...
和辻哲郎 「夢」
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