...ほとんど久闊(きゅうかつ)を叙(じょ)したいくらい...
芥川龍之介 「開化の良人」
...盆地の開闊地には籾(もみ)は山と積まれていた...
梅崎春生 「日の果て」
...段々油切った所がなくなり闊達ないいところだけが感じられて...
高村光太郎 「回想録」
...だらしないくらゐ闊達なものではないかと思はれる...
太宰治 「津軽」
...久闊を叙する気持ちから...
豊島与志雄 「失われた半身」
...肉桂(にっけい)などの古い闊葉樹(かつようじゅ)が到る処繁ってたので...
中勘助 「独り碁」
...こちらへ向って闊歩(かっぽ)して来るのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...更に一遍ぐるつと見廻して見ると低くて小さなつまらぬ山と思つた此の彌彦の眺望の闊大なのには今更の如く驚かずには居られぬのである...
長塚節 「彌彦山」
...これは自分が迂闊だったので...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...闊達(くわつたつ)な主人の萬兵衞は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...はなはだ粗漏(そろう)迂闊(うかつ)の罪をまぬかれ難し...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...ますますその迂闊(うかつ)なるを見るべきのみ...
福沢諭吉 「徳育如何」
...自由な快闊な生活や...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...チャンチン〕ニ似テ闊厚紫色...
牧野富太郎 「植物記」
...ここの処よくよく闊眼(かつがん)を開いて御判別可有(あるべく)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...もと雄鶏が雌鶏にほれられたさに威張って闊歩(かっぽ)するに基づく...
南方熊楠 「十二支考」
...やはり一方に自由闊達な両性の交際が行われている社会の習慣が...
宮本百合子 「異性の友情」
...良三の如きは頭を一つ竈(べっつい)にしてどてらを被(き)て街上(かいじょう)を闊歩(かっぽ)したことがあるそうである...
森鴎外 「渋江抽斎」
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