例文・使い方一覧でみる「閼伽」の意味
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内村鑑三 「寡婦の除夜」
...＊秋篠寺に香水堂あり常曉阿闍梨閼伽井の舊蹟なり＊竹の葉山の下路は深草少將が通ひ路の舊蹟と傳へらる望郷の歌わが故郷（ふるさと）は...
薄田淳介 「白羊宮」
...折々（をり／＼）閼伽（あか）の水汲（みづく）みに...
高山樗牛 「瀧口入道」
...閼伽（あか）の水汲（みづく）み絶えて流れに宿す影留らず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...閼伽（あか）の水（みづ）汲（く）まんとて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...溪間（たにま）の泉を閼伽桶（あかをけ）に汲取りて立ち歸る瀧口入道...
高山樗牛 「瀧口入道」
...せっせと閼伽桶（あかおけ）の水を掛けてはその台石のあたりを浄めていたが...
橘外男 「逗子物語」
...その後から老爺は前屈みになって閼伽桶（あかおけ）を下げつつついて行く...
橘外男 「逗子物語」
...私の眼の迷いでも何でもなく確かにあの老爺は閼伽桶を手にしていたにもかかわらず...
橘外男 「逗子物語」
...左りての閼伽井（あかゐ）のそばの木犀は花がさけば甘い香を漂はせ...
中勘助 「銀の匙」
...さうして見おぼえのある閼伽井のそばの木犀の蔭へいつてかはるがはる呼んだら貞ちやんはがたがたと内玄関の戸をあけて私たちを茶の間へ案内した...
中勘助 「銀の匙」
...閼伽桶（あかおけ）へ水だけ汲んで差上げました」寺男は夕方の忙（せわ）しさに不精した様子ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...西海の青にも似たる山分けて閼伽の花摘む日となりしかなこれは寂光院に入られた建禮門院の上である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...寺男が閼伽桶（あかおけ）と線香とをもってきて...
堀辰雄 「花を持てる女」
...昔天竺（てんじく）に閼伽衛奴（あかいぬ）国という国があって...
正岡子規 「犬」
...閼伽棚（あかだな）に置かれた花に夕日が照って美しいのを御覧になって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御仏に後夜（ごや）の勤行（ごんぎょう）の閼伽（あか）の花を供える時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...閼伽桶（あかおけ）」と叫んだ...
森鴎外 「百物語」
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