...久保田君の主人公は常に道徳的薄明りに住する閭巷(りょこう)無名の男女なり...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...――閭巷無名(りよこうむめい)の天才の造つた伝説的人物を知つたのは悉(ことごと)くこの貸本屋である...
芥川龍之介 「僻見」
...郷閭の地より誘拐せられて異村の山河に悲み...
田中正造 「非常歎願書」
...伊賀城頭西閭門(せいりょもん)...
中里介山 「大菩薩峠」
...したがって尾閭禁ぜず滄海(そうかい)竭(つ)きた齶蠅(がくよう)連は更なり...
南方熊楠 「十二支考」
...しかし閭がいなくては話が成り立たぬから...
森鴎外 「寒山拾得」
...さて閭が台州に着任してから三日目になった...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭が長安で主簿の任命を受けて...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭に満足を与えるのである...
森鴎外 「寒山拾得」
...「拾得(じっとく)という僧はまだ当寺におられますか」道翹は不審らしく閭の顏を見た...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭がその視線をたどって...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭(りよ)は台州(たいしう)の主簿(しゆぼ)になつてゐたと言(い)ひ傳(つた)へられてゐるのに...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭(りよ)は平生(へいぜい)から少(すこ)し神經質(しんけいしつ)であつたので...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭(りよ)は覺(おぼ)えず精神(せいしん)を僧(そう)の捧(さゝ)げてゐる水(みづ)に集注(しふちゆう)した...
森鴎外 「寒山拾得」
...」閭(りよ)はしつかりおぼえて置(お)かうと努力(どりよく)するやうに...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭(りよ)は附(つ)いて行(ゆ)く...
森鴎外 「寒山拾得」
...驚(おどろ)いて跡(あと)を見送(みおく)つてゐる閭(りよ)が周圍(しうゐ)には...
森鴎外 「寒山拾得」
...【七九】閭巷の人...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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