...――閭巷無名(りよこうむめい)の天才の造つた伝説的人物を知つたのは悉(ことごと)くこの貸本屋である...
芥川龍之介 「僻見」
...彼の郷閭(きょうりょ)の人々のうちには彼の学者として立つ事が彼の Lord としての生活と利害の相反することを恐れるものもあった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...閭里(りょり)の礼俗を一洗し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...瞬間は永遠に這入る閭門(りょもん)である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...閭巷の小民をして聚觀して之れを賛嘆せしむるも...
中島徳藏 「巽軒先生喜壽の祝辭」
...葛、閭里間に浮沈す...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...じっと閭を見つめた...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭は覚えず精神を僧の捧げている水に集注した...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭は二足三足歩いてから問うた...
森鴎外 「寒山拾得」
...道翹は閭を厨のうちに連れ込んだ...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭はこう見当をつけて二人のそばへ進み寄った...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭(りよ)は覺(おぼ)えず精神(せいしん)を僧(そう)の捧(さゝ)げてゐる水(みづ)に集注(しふちゆう)した...
森鴎外 「寒山拾得」
...一寸(ちよつと)」と閭(りよ)が呼(よ)び留(と)めた...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭(りよ)を客間(きやくま)に案内(あんない)した...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭(りよ)は髮(かみ)の毛(け)の根(ね)を締(し)め附(つ)けられるやうに感(かん)じて...
森鴎外 「寒山拾得」
...」道翹(だうげう)は不審(ふしん)らしく閭(りよ)の顏(かほ)を見(み)た...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭(りよ)は附(つ)いて行(ゆ)く...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭(りよ)が其(その)視線(しせん)を辿(たど)つて...
森鴎外 「寒山拾得」
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