...関根只誠(せきねしせい)氏がどういう都合かで売払った本を沢山私のところにもって来てくれたものである...
淡島寒月 「明治十年前後」
...東紫(後で聞けば関根只誠氏)に贈ったものであった...
淡島寒月 「明治十年前後」
...松之助、関根達発、立花貞二郎などという名まえをこの館で覚えた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...八俣村長関根亀蔵らがいることをつきとめて会合した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私の家の隣りの隣りが米内総理の今度のお宅だが、自動車がそこまで這入るんで、そこで車をとめ、私を見送つて、「関根さん、体を大事にしておくんなさいよ」と声をかけ、「俺よりもあんたが」と笑つて別れた...
関根金次郎 「本因坊と私」
...あんまりお喋べりすると、また夢の中に出て来て、「関根さん、あんまり脱線してはいけませんよ」なんて言はれるからネ...
関根金次郎 「本因坊と私」
...モリエエルは執拗なる敵のために斃れたのであろう……』(関根秀雄氏訳)今や...
辰野隆 「芸術統制是非」
...「関根さん、お連様が見えました、」関根友一は省三がこの旅館で用ゐてゐる変名であつた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...「関根さん、お伴様(つれさま)が見えました」関根友一は省三がこの旅館で用いている変名であった...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...『関根氏名人忌辰録』に国重〈二代豊国〉天保六年歿年五十九とあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
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永井荷風 「江戸芸術論」
...関守といえば、その人の固有の姓、たとえば関口とか、関根とか、関山というような種類のものでなくて、関を守る人という意味の特別普通名詞であるに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...製作責任者関根氏とともに...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...ジャコウソウ(Chelonopsis moschataMiq.)写生の名手関根雲停(せきねうんてい)筆...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...長の二女は同書に「陸軍奉行並組別手組出役井戸源三郎支配関根鉄助妻」と云ひ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後者中姉は関根氏に嫁し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...関根と黒田が大きかった...
山本周五郎 「青べか日記」
...降って二十二、三年頃にはだいぶ若手の後継者が現われて、関根黙庵、片山友彦、堀野文禄など挙(こぞ)って落語趣味の唱導、中にも文禄は円朝や尾崎紅葉を顧問格にして小話の雑誌『一分線香』を発刊、半紙半截の小形で昔の軽口話や新作の落語を載せたが、自分は京の藁兵衛(わらべえ)と名乗って選者に納まる...
山本笑月 「明治世相百話」
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